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松伏中生、海を越えて「観光プレゼン」・中国の日本人学校に

2015.8.10(松伏町)
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 松伏町立松伏中学校(川島俊明校長、生徒374人)の3年生が、中国深?(しんせん)市にある深?日本人学校に、プレゼンテーション(以下プレゼン)を行った。内容は修学旅行で訪れた「おすすめの京都・奈良」を紹介したもの。パソコンソフト「パワーポイント(以下パワポ)」を使いながら説明し、その様子をビデオ撮影して最終的に1枚のSDカードにまとめた。
 総合学習の一環で、昨年松伏中学校に着任した神田博之教論(40)が「生徒が視野を広げて世界を感じ、思いを正確に表現できるように」と発案したもので、同校初の試み。
 深?日本人学校(小中合同学校)に着任した、小学部の藤久保直樹教論(36)が神田教論の友人だったため、同校中学部の川口吉祥(よしひろ)教論(37)に話を仲介し、両校の校長ほか各教員が賛同し実現することになった。
 修学旅行に参加する3年生全ての生徒が1班あたり4名の班分け(3クラス全31班)を行い、それぞれがプロデューサー、発表、原稿担当、資料作成の各部門を担当する形で発表を行った。
 事前に資料を集め、実際に現地で取材。観光名所から京都銘菓までとその内容は幅広い。総合学習の授業時間のほか部活動や委員会の合い間をぬって、昼休みや放課後にも発表用の原稿を作成。相手目線で発表できるよう発表練習も繰り返した。ビデオに収められたのは中でも評価の高い6班分だ。
 7月16日に深?日本人学校からビデオを入れたSDカードが到着したとの連絡があり、7月27日には先方よりお礼のビデオレターが届いた。
 ほかの生徒たちより一足早く、お礼のビデオレターを先生たちと見た代表の生徒たちは口々に「自分たちの工夫した点を見てくれていた。アドバイスも聞けたので次のプレゼンに活かせる。本や資料で見るよりも良かったと言ってくれて、とてもうれしかった」と話した。
 神田教論は「今後は残る班の発表もまとめて送る事を検討している。3年生だけでなく2年生、1年生にも発表の場を広げていきたい。生徒同士がお互いの視野を広げ、心と心のつながりを感じてほしい」と期待を膨らませた。


 その6班に選ばれた代表生徒の感想は次の通り。
 鈴木絵梨果(えりか)さん(14)=プロデューサー担当「自分たちの体験を、わかりやすく伝える事が難しかった。それぞれが協力し、本の中でしか知られていないような文化や食べ物について伝える事ができた」
 山崎結柚奈(ゆずな)さん(14)=プロデューサー担当「言葉と写真で、わかりやすく見栄えのあるものにした。話す速さや声のトーンを調整し、仏像が多く怖かった三十三間堂を良いイメージで紹介できた」
 村上彩生(あやみ)さん(14)=プロデューサー兼パワポ作成担当「発表者のリアクションを意識した。面白く見てもらえるような工夫を凝らし、表現方法がうまくかみ合った」
 羽鳥菜乃華(なのか)さん(14)=発表担当「自分の知らない相手を身近に感じた。神田先生のおかげで、普段では体験できない事を体験させてもらう事ができてすごくうれしかった」
 正岡七美(ななみ)さん(14)=発表担当「京都や奈良を知らない人へのプレゼンに悩んだが、昨年の宿泊体験のプレゼンが活かせた。今後もこの経験を活かしていきたい」
 和田結加(ゆうか)さん(14)=発表担当「自分たちの体験をわかりやすく伝えることが難しかった。ジェスチャーを交えてわかりやすい説明ができるようにした」

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