ニュース

川本さん美術協会賞・日本画「レター」で

2015.6.22(松伏町)
ニュース写真
 日本画で埼玉県美術家協会賞を受賞したのは、松伏町ゆめみ野の川本みつ子さん(60)。5年ぶり2度目の受賞で「しばらくぶりなので、受賞はとてもうれしい」と喜びを表している。県展へは1996年から毎年出品していて、これまで15回の入選を果たしている。
 受賞作品は「レター」と題した60号の大作。タイプライターを下の配し、女性がいすに座り、佇んでいるという不思議な構図。女性の前にはヒマワリの花が並べられ独特の雰囲気を出している。「過去から現在への時間の流れをレトロっぽく表現しました」と川本さん。タイプライターは以前、貿易会社に勤めていた頃に、仕事で使っていたもの。自宅にもあり、それをモチーフに使用した。
 東京都出身。幼いころから絵を描くのが大好きで、中学高校と美術部に所属。貿易会社就職後、テキスタイルデザイナーに。布の図案、プリントなどの仕事に従事し、25歳で本格的にデッサン教室に通うようになり、基本から勉強。29歳で日本画教室に通い、日本画を始めた。以来、現在も通い続け、主に人物を描き続けている。
 越谷から松伏に来て21年。町社協のホームヘルパーで訪問介護の仕事を経て、現在、ケアマネージャーとして独立し、忙しい日々を送っている。町内の介護保険利用者や相談者を巡り、ケアプランを作るなど、高齢化社会を支えている。会社員の夫(63)と娘(27)、息子(21)の4人家族。娘は美大大学院で日本画を学んでいて、よき「アドバイザー」だとか。
 「自分が思っているものを表現したい。絵を思い通りに描けるようになりたい。健康でいつまでも描き続けていきたい」と川本さんは生涯、絵と共に人生を歩んでいく。

>戻る