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秋野恵子さん児童に民謡披露・金杉小3、4年生鑑賞

2014.7.28(松伏町)
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 松伏町に伝わる民話「丸山の狸話」を民謡にして多くの人に伝えたいと、同町上赤岩の民謡歌手・秋野恵子さん(61)が14日、同町立金杉小学校(大場行雄校長、児童230人)を訪れ、3、4年生児童78人の音楽の授業でゲストティーチャーとして参加し、民謡を披露した。
 日本に伝わる和楽器や邦楽を学んでもらおうと、行われているもので、今回が3回目。秋野さんのほか、三味線や尺八奏者ら4人が「先生」になって、授業を行った。授業はまず、民謡「斎太郎節」を秋野さんらの指導で児童全員で歌った。独特の節回しに最初はとまどっていた児童も慣れてくると、大きな声で歌っていた。
 続いて、民話「丸山の狸話」を秋野さんオリジナルの民謡と語りによる「民話歌語り」というユニークな方法で、児童に披露した。三味線や尺八をBGMに、秋野さんが感情豊かに民話を演じていた。
 「丸山の狸ばなし」は昔、松伏の築比地というところに、丸山という山の中に家が1軒あり、ばあさんとせがれが住んでいたが、せがれが少し大きくなり、金持ちの家に奉公に行った。1年に盆と暮れにしか家に帰ってこなかったのに、そのうち、時々夜に家に帰ってくるようになった。不思議に思ったばあさんがせがれに尋ねると、せがれは「帰っていない」といった。ばあさんはおかしいなと思い、タヌキに化かされているのだなと思った。そして、正体をつかむというストーリー。原作は化けたタヌキが死ぬストーリーだが、秋野さんのはオリジナルのハッピーエンドにアレンジした。
 秋野さんが、おばあさんやタヌキになって演じると、児童たちは真剣な表情で聴いていた。民話を聴いた3年生の小林琴音さん(8)は「三味線の演奏が早くてすごかった。タヌキの話は面白くて分かりやすかった」と笑顔で話した。同じく、横山敏也君(8)は「初めて聴く楽器ばかりで、音が大きくてびっくりした。タヌキの話は分かりやすくて面白かった」と話していた。
 秋野さんは「ふだんはなかなか民謡を聴く機会がない子どもたちに興味を持ってもらおうと、始めました。斎太郎節は皆に元気な声で歌ってもらって、とても良かった。地元の民話を知るきっかけになればうれしい」と話していた。
 大場校長は「音楽の授業で、学校にもない、和楽器を演奏してもらい、民話にふれる大変意義のある授業になりました。秋野さんたちにはボランティアで指導してもらい感謝しています」と充実した様子で話していた。

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