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新入学児童45分を3分割授業に・「スタートカリキュラム」を作成

2011.12.5(松伏町)
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 小学校に入学した児童がスムーズに学校生活や授業に適応できるようにカリキュラムを編成する小学校1年生向けの「スタートカリキュラム」を作ろうと、松伏町教育委員会はこのほど、来年度からの実施に向けて、作成委員会を立ち上げ、準備をスタートした。新1年生は45分間の授業というのに慣れるまで時間がかかる子もいるため、1時間の授業を3つのコマに分けるなどの工夫で、勉強に興味を持ってもらおうという試みだ。県内では実施市町村はまだ少なく、効果が期待されている。

 スタートカリキュラムは子どもたちに勉強に興味を持ってもらい、スムーズに授業を進行して、学力向上を図るというのが目的。同町教委総務課職員と町内の幼稚園園長・教諭、保育園園長・保育士、認定こども園園長に町内小学校教諭ら15人で構成する作成委員会は、これまで、2回の委員会で内容を詰め、カリキュラムの柱がほぼ固まった。来年3月までに各学校ごとに独自に作成する。
 その柱は45分間の授業を3分割し、15分刻みで進めるもので、たとえば、生活科で体育館探検と音楽2コマを入れて体を動かしたり、声を出すことで興味を持ってもらう。また、国語の授業では教科書を利用した学習と読み聞かせを組み合わせて授業の形式に慣れるよう工夫をする。
 「県内の町では初めての試みではないか」という同町教委の細野弘美主任指導主事は「新入学児童はまず、授業に慣れてもらうことが大切。教科のつながりを工夫し、読み聞かせや手遊び歌、ミニゲームなどを組み合わせるなどして、勉強は楽しいと感じてもらいたい」と話している。
 作成委員会委員長で、こどものもり園長の若盛正城さんは「こうした教育は幼稚園と保育所、小学校が連携していくことが大切で、小学校に入学する前の幼児教育が重要になってくる」という。
 同町教委は、2002年から「幼稚園保育所小学校連絡協議会」で教員や保育士らが幼児期教育について、研究協議してきた。この活動がベースとなって、今回のスタートカリキュラムへの取り組みとなった。

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