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市民が講師の「越谷技博」・伝統工芸など118講座

2020.10.19(越谷市)
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 ものづくりでまちを元気に――と、越谷市のまちづくり企画会社「まちづくり越谷」(井橋潤代表)と一般社団法人「越谷市観光協会」(井橋吉一会長)は、11月7日から12月13日までの36日間、旧日光街道越ヶ谷宿を中心に、「越谷技博(わざはく)」を開催する。古くからの伝統の技から現在の技まで、職人や店舗経営者らが講師となって、一般市民向けの講座を開くもの。講座数は118にも上るユニークな試みだ。主催者側は「ものづくりなどの体験を通じて、越谷の魅力に気づくきっかけになれば」と、初めての催しに期待をかける。

 「技博」で実施される講座は「食」、「旅」、「音」など8つのジャンルで、計118講座。伝統工芸の職人などの講師陣は、80組以上というかつてない規模。「市民が市民に教える」手作りイベントで、対象は幼児から高齢者まで幅広い。講師を「技人(わざびと)」、受講者を「学人(まなびと)」と呼んで盛り上げを図る。

 例えば、「ハンカチ絞り染め」「Tシャツ絞り染め」「トートバッグの型付け染め」など4講座は、全国的にも珍しい市民の藍染め創作グループ「ふしぎぽっけ」(岩井とし子代表)のメンバーが講師となる。

 藍を畑で栽培する本格的な藍染めグループで、今年は藍染めの「ガーヤちゃんの藍染めマスク」が大ヒット。越谷駅前の「ガーヤちゃんの蔵屋敷」で販売したところ、生産が追い付かない人気だった。

 岩井代表(71)は「藍は一つひとつ微妙に色が異なり、同じものができないのが魅力。深い藍色のものを身に着けていると、心も落ち着く」と藍の魅力を語る。

 また、世界に一つだけの雛(ひな)人形をつくる「雛人〜inあいはる工房」講座は、昨年、県の「伝統工芸士」に認定された雛人形デザイナー・會田哲史さん(44)が講師となって、越谷の伝統産業の「雛人形」制作を体験する講座。生地選びから、着付け、顔も選ぶ「フルオーダー」の人形作りを体験してもらうという。

 「まちづくり越谷」の井橋代表(56)は「越谷はものづくりのまち。人形、甲冑(ルビ・かっちゅう)、だるまなど伝統工芸品を扱う事業所が多数ある」とし、「最近は市民によるワークショップなどが増加しており、起業を目指す人も多い」と話す。

 このほか、「旅」をテーマにした「地球の遊び方〜首都圏郊外編〜」や「水辺の街をのんびりポタリング」、「青空収穫体験!なども魅力の講座がふんだんに用意されている。「知られざる越谷の魅力を存分に味わってほしい」と井橋さん。受講料は大半が有料だが、無料講座もある。

 申し込みは「越谷技博」ホームページから申し込みフォームで申し込む。

 <問い合わせ>まちづくり越谷TEL940・8676。
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