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心ぬくむ「助け合い弁当」好評・プロの味で休校家庭と飲食店支援

2020.5. 25(越谷市)
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 越谷市内の子ども食堂と、市内の飲食店などが協力して7日からスタートした「越谷助け合い弁当」が好評だ。小中高校の休校で負担が大きくなった家庭と、緊急事態の休業で経営が苦しい飲食店の双方を支援しようという文字通りの“助け合い”。弁当は、和、洋、中華など参加9店舗(22日現在)が作るプロの日替わりの味で、価格も400円と格安。予約をした人が昼食時間帯に、受け渡し場所に行って受け取る方式。毎日、休みなく手に入るだけに、利用者からは、「おいしく、バラエティに富んだ弁当が自粛生活の楽しみ」との声が上がっている。

 「越谷助け合い弁当」は、子ども食堂「こどもカフェ食堂 ぽらむの家」(同市越ヶ谷本町、青山亨美代表)と、同食堂に食材を提供したり、利用している不動産業「共創プラザ研究所」代表の眞田和久さん、餃子専門店「北越ぎょうざ」店主の永倉紀子さん、プロバスケット「越谷アルファーズ」営業の新倉季さんらが企画した。

 子ども食堂は、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、3月上旬から、毎週1回の開催ができなくなったが、食材を寄付してくれる農家や業者、利用者などから、「家計が大変」「収入がなくなった」といった声が相次いだ。

 そこで、市内の飲食店に弁当を作ってもらい、子ども食堂を弁当の受け取り場所に――とのアイデアが浮かんだ。

 「ぽらむの家」の青山代表(44)は「普段は子ども食堂の運営で、市内の飲食店から多くの寄付をいただいている。今苦しんでいる飲食店に何かお手伝いできないかと考え、恩返しがしたいという思いだった」と話す。

 現在、参加している飲食店は、「創作イタリアン La Gucchini」「@Home Dining Slave」「欧風居酒屋ZIP」「小麦工房ひつじ」「北越ぎょうざ」「居酒や しん坊」「カラオケダイニング まりん」「肉ダイニングたんと」「蕎麦 清藤」の9店。弁当は毎日2つのメニューから選べ、日替わりで提供している。メニューは「ミラノ風カツレツ」「特製幕の内」「和風弁当」「昔懐かしハンバーグ」など多彩。土・日曜も含めて毎日提供しているのが特徴。毎日90人ほどの申し込みがある。

 飲食店の店主は「自粛、休業で苦しい飲食店も多いが、毎日3食作るのに追われている家庭に、手頃でおいしいご飯を提供したいという思いでやっている。パパママ応援につながれば」と話している。

 「ぽらむの家」は、市内の農家や業者から提供される食材を有効に使うため、毎週月曜午後5時から、無料で食材を提供する「緊急フードパントリー」も開催している。申し込み不要で誰でも参加できる。米や野菜、レトルト食品など食材の種類は豊富だ。

 弁当を配布する担当者はマスクを着用し、配布場所は換気し、消毒液を設置している。配布時間は午前11時30分〜午後0時30分。配布場所は「こどもかふぇ食堂  ぽらむの家」(越ヶ谷本町8)「北越ぎょうざ」(北越谷5)「茶のみ・すず」(北越谷2)の3か所。予約は毎日午前10時〜午後3時。専用電話(TL 080・4869・1040)で受け付ける。注文は2日前まで。10個以上で配達もする。
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