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「官能都市」の文言撤回・「南越谷整備」市民からの批判相次ぎ

2020.4. 14(越谷市)
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 越谷市はこのほど、同市南越谷地区周辺を整備する「にぎわい創出事業構想」をめぐり、キャッチコピーの「官能都市」の文言を撤回した。1月に発表した構想案に、「人が肌で感じられるまちの魅力」を表現する文言として盛り込んだが、同月29日から2月27日まで実施した「パブリックコメント」で、「性的な印象」などと市民の批判が相次ぎ、見直すことにしたもの。パブリックコメントでは、「まちのにぎわい、地域の活性化にイベントホールは不可欠」など93件もの意見が出され、同市は「市民の意見を整備の参考にする」として、事業構想を決定した。

 同市は東武スカイツリーライン新越谷駅とJR南越谷駅周辺の整備について、昨年3月、有識者らの「にぎわい創出懇談会」を設置し、事業の具体化について検討してきた。

 その結果、今年1月、「新たな越谷サンシティ」に、 @行政機能(図書室、出張所)AイベントホールB広場・公園、C子育て関連施設・世代間交流施設D宿泊施設(ホテル)E 国際的なビジネス系オフィス――の機能を持たせる。また、 越谷サンシティに至る歩道や、バスターミナル、新越谷駅西口ロータリーの機能を改善し、都市計画道路南越谷駅北口線を整備するなどを骨子とした「にぎわい事業創出構想案」を発表した。

 キャッチフレーズ「官能都市」は、懇談会で提案され、反対意見がなかったため、採用された。しかし、構想案に対する市民の「パブリックコメント(意見公募)」を実施したところ、「性的な印象を感じ、違和感がある」「意味する方向性を明らかにしないと風俗エリアに堕する」「即刻やめてほしい」などの意見が相次いだ。

 このため、同市は当初、「センシュアス・シティ(官能都市)」としていた文言を「センシュアス・シティ」だけとして、「官能都市」の言葉を撤回したもの。

 パブリックコメントでは、市民 52人から93件の意見が寄せられた。官能都市批判以外では、「新たな 施設にホール、図書室、出張所などの行政機能が欲しい」「駅からサンシティまでのアクセスを整備して」「若者世代が使える施設を」といった要望、提案があった。

 同市はこれらの意見を、「新たな越谷サンシティの機能に関するもの」(45件)、「駅周辺の都市基盤整備に関するもの」(24件)、「その他」(24件)の3つに分類し、全文と市の考え方を公開している。

 同市の徳沢勝久・政策担当部長は「予想以上の反響で驚いている。 市民の皆さんの関心が高いことを大変うれしく思う。ご意見は、整備にあたって十分参考にしていきたい」と話している。

 パブリックコメントの概要と、にぎわい創出事業 構想は、同市ホームページのほか、市役所( 政策課、情報公開センター)で閲覧できる。

 <問い合わせ>MN越谷市政策課TEL963・9112。
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