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人気呼ぶ障害者の製品・「しらこばとマルシェ」にぎわう

2020.1.27(越谷市)
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 越谷市や草加市、松伏町などの福祉サービス事業所の障害者らが作った生産品を販売するイベント「しらこばとマルシェ」が7日、越谷市増林の同市障害者就労訓練施設「しらこばと」で開かれた。知的障害や身体障害のほか、最近は精神障害者の自立支援のための施設が増えている。今回の「マルシェ」でも精神障害者支援のNPO法人が珍しい「黒ニンニク」を出品して人気を集めたほか、他の野菜やアクセサリーや革製品、米菓など各事業所自慢の品が飛ぶように売れ、「事業所を知ってもらう絶好の機会になった」と関係者を喜ばせた。

 「マルシェ」に参加した事業所は越谷市内と草加市、松伏町などの14事業所。

 パンやマドレーヌ、みそ、クッキー、パウンドケーキなどの食品のほか、アクセサリー、コインケースなど多種多様な製品が販売された。焼きたてのパンなどは飛ぶように売れ、約1時間で完売するほど。

 野菜高騰の折とあって、NPO法人「ワーカーズコープ『ひよせ』」(越谷市弥栄町)が生産したブロッコリーや小松菜などの野菜が人気を呼び、中でも珍しい「黒ニンニク」が注目を集めた。「ひよせ」は、同市内唯一の農業をメインにした「就労継続支援B型事業所」(年齢や体力面で雇用契約を結ぶのが困難な人が、軽作業などの就労訓練を行う福祉サービス)。現在12人が通って農作業に汗を流すほか、大型商業施設での販売など生産、収穫、販売まで幅広く活動している。

 「黒ニンニク」は有機栽培でつくる「ひよせ」の看板商品。サービス管理責任者の山田浩嗣さん(46)は「有機栽培でつくる私たちの野菜は品質には自信を持っているので、多くの方に知ってもらいたい」と話していた。

 一方、アクセサリー販売も人気で、主に精神障害者が通所している生活介護事業所「はるか」(越谷市北川崎)は、20人の利用者がつくったネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを出品した。生活支援員の飯塚結子さん(54)は「通所者がそれぞれアイデアを出してデザインして制作した力作です」とPRしていた。

 このほか、色鮮やかな花々の「プリザーブドフラワー」の制作体験・販売コーナー、革製品、米菓などの販売コーナーの売なども人気を呼んだ。

 春日部市の主婦(46)は「食品やアクセサリーなどたくさんの種類が販売されてにぎわっているので、驚いた。障害を持った方とコミュニケーションがとれるので、来て良かった」と話していた。
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