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「越谷走友会」創設45年・聖火ランナーの水落明さん

2020.1.6(越谷市)
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 県は昨年12月17日、県内を走る(7月7〜9日)五輪聖火のランナー75人とルートを発表した。東部地区からは8人(12〜77歳)。コースは、「草加市内・草加松原を走るコース」、「吉川駅北口から越谷市レイクタウン(イオン・噴水広場)までのコース」、「八潮市と三郷市を結ぶコース」――の3コースだ。 走者となった人たちは、年明けとともに、国立競技場につながる“五輪ロード”での走りに胸ときめせている。一方、遠来の選手や観光客らの“おもてなし”に各自治体も知恵を絞る。三郷市はギリシャに訪問団を送った。「東京」の後は「パリ」大会。早くも4年後を見すえて、日々練習に励む少年アスリートを紹介する。

 「まさか選ばれるとは思わなかった。45年間、仲間と一緒に走り続けてきたおかげ。感謝したい」と話すのは、越谷市南荻島の元NHK職員、水落(ルビ・みずおち)明さん(76)。1974年発足の「越谷走友会」の創立メンバー。長年会長を務め、顧問となった今も約90人の仲間と走る。

 家族の勧めや、走友会の仲間の「ぜひ、走ってほしい」との声が、聖火ランナーへの応募の後押しをしてくれた。

 岩手県久慈市生まれ。中学で陸上を始めた。3年の時、父親の仕事の都合で、越谷市に転居。中卒後、東京都内の工場に務めながら、通信制の県立浦和高校(当時)に学び、17歳の時、「第1回青森〜東京駅伝」の埼玉県代表選手に選ばれた。

 故郷、岩手の「水沢〜前沢」間(11・5`)を走ったのが、競技に目覚めたにきっかけだったという。NHKに勤めていた頃、中学時代の恩師から「越谷で“走る会”を作るから協力して」と頼まれ、「越谷走友会」結成に奔走し、初代理事長に。

 「走友会は走るだけでなく、家族旅行など仲間と共に楽しんだ。それが長く続いた理由」と話す。

 76歳になっても、同市内の「県民健康福祉村」で1日10`を週に4日は走る。病気知らずで、身長162a、体重58`の細身を40年以上も維持する。60歳を超えてから「東京マラソン」や「ホノルルマラソン」などにも挑戦し、約3時間40分のペースで走る。妻の幸子さん(75)も走る仲間だ。

 「仲間たちに支援してもらった感謝を込めて、聖火リレーを走りたい。高齢者の方々にも元気と希望を与えられれば」と気持ちはすでに聖火を持って走り出した。