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ネギ作り1期生巣立ち・就農支援、本多さんと斎藤さん

2017.7.10(越谷市)
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 越谷市は全国的に有名なブランド野菜「千寿葱(せんじゅねぎ)」を生産するスペシャリストを育てる「新規就農・農業後継者育成支援事業」の第1期生の研修生2人の2年間にわたる研修が終了し、6月29日、同市増森の市農業技術センターで「修了式」を行った。

 2年間の研修を終えたのは、本多正隆さん(27)=越谷市平方=と斉藤史弥さん(21)=同神明町=。修了式で高橋努・市長は「無事修了できたのは、2人のたゆまぬ努力と指導者ら周りの方たちの支えがあったから。これから農家として、頑張ってほしい。市は今後も人材育成でバックアップしていく」とあいさつ。2人に「修了証」が贈られた。

 指導にあたった、農業生産法人「楽農三恵園」の吉田忠茂社長(63)と、ネギ生産農家の染谷朋和さん(39)は「1年目は思ったより成果が上がらなかったが、2年目はまずまずのネギができた。一人前になるまで何年かかるか分からないが、今後も分からないことがあったら、気軽に聞いてほしい」とエールを送った。

 最後に研修生から総括報告があり、斉藤さんは「栽培から出荷まで、ていねいに教えていただいた。露地栽培なので除草作業が大変だった。農業の厳しさを実感した。今後は50eの農地で年間売上250万円を目指して生産し、将来は越谷ねぎを使ったレストランも経営したい」と夢を語った。

 本多さんは「初年度に無事にネギができた時は、とてもうれしかった。栽培方法、農業機械の操作方法、市場以外の販路における販売方法まで、多岐に渡って指導していただいた。やはり除草作業は大変でした。これからは70eの農地を使って、ネギや枝豆などを生産し、市場のほか直売所やスーパーなどでの販売にチャレンジしていく」と抱負を述べた。

 同事業は農家の高齢化と後継者不足が深刻なため、県の協力と国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用して実施した事業。栽培方法だけでなく、出荷や流通・物販の現場研修も行い、農業経営全般を学んだ。

 同市は新たに2期生2人を募集する。研修期間は今年10月1日から19年9月30日までの2年間。市内のネギ農家の農地を使って実習し、研修手当も支給される。

 応募資格は18歳から47歳の市民。普通免許を所持し、研修開始時に他に就業のない人。市農業振興課にある「研修受講申込書」に必要事項を記入し、履歴書、住民票、自動車運転免許の写しを添えて、同課に提出する。面接は8月9日で、募集期間は7月31日まで。研修終了後は、親元での就農や独立、あるいは市内の農業生産法人への就農に道がある。

 <問い合わせ>越谷市農業振興課TEL963・9193。