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島田さんは「県美術家協会賞」・書「篆刻」、「10年間の成果」

2017.6.13(越谷市)
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 越谷市東越谷の会社員、島田雅史さん(36)(雅号・島田素貞)は「書の部」で「県美術家協会賞」を受賞した。「上位入賞を目指してきたのでうれしい」と喜ぶ。作品は「奮鱗翼(ふんりんよく)」と刻した篆刻。篆刻は、主に篆書を石などに刻印し、朱肉で印影を半紙に押したものを作品とする。

 島田さんが篆刻を始めたきっかけは、妻の美穂さん(37)がたしなむ書道の展覧会に行ったとき、篆刻を見たこと。「やってみたい」と思い、2007年10月から始めた。これまで県書道展覧会で準特選、読売書法展入選、謙慎書道会展秀逸、謙美術展覧会特選などを受賞、着実に力を高めてきた。

 「もともと工作が好きでコツコツ造り上げることが自分に合っていた」と言い、「時間をかけて彫り上げ、最後に判として表れ押した時に楽しみがある」と魅力を語る。

 「奮鱗翼」の言葉の出典は宋書。意味は「思う存分に活躍すること」。「賞を獲りたい」と頑張る、自分の姿を重ねてこの文字を選んだ。かつては5a×5aの石が主流だったが、今は6a〜6・5a四方のものが増えて、当てはまる文字選びも工夫したという。

 2歳と5歳の2児の父。創作するのは主に週末で、一作品に約2か月をかけ、集中するときは美穂さんが、子どもたちを外に連れ出してくれるという。「実感はあまりないが10年間やってきた成果が形になったのはうれしく、気を引き締めて頑張りたい」と気持ちを新たにしている。
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