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野口さん「県議会議長賞」・県展日本画「パーティー」で

2017.6.13(越谷市)
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 越谷市北越谷の主婦、野口裕子さん(79)は、日本画「パーティー」(60号)で「県議会議長賞」を受賞した。2009年の「県美術家協会賞」受賞に続き、2回目の「特選」受賞。野口さんは「日本画を描き始めて30年。今回の作品は1年半かけて仕上げた大作だったので、とてもうれしい」と喜びを語っている。

 受賞作品は、日本画仲間の友人に誘われて顔を出した、都内での「美術展受賞者のパーティー」での一コマ。着飾った野口さんがシャンパンを片手に微笑む構図。友人を描いたつもりが、「自画像になってしまった」と野口さん。「ワイングラスの質感を出すのに苦労した」という。

 野口さんは北海道標津町生まれ。小学校教諭として、同町内の小学校に勤務していた頃、受け持っていた児童の絵画作品に感動し、「自分で絵を描きたくなった」のが絵筆を持つきっかけ。上京して結婚。「桑沢デザイン研究所」の「基礎造形科」で美術の基礎を学び、育児が一段落した頃、横浜市の日本画家・飯田定光さんのアトリエに10年通い、本格的に日本画に取り組んだ。

 この30年、「人物」を中心に描き、「越谷市展」では3回受賞、09年の「日展」で初入選。「絵はライフワーク。特に日本画の絵の具の色が魅力です。」と語る。今年は、これまで描いた作品60点を集めた「写真集」も自費出版した。夫の元国家公務員、岩男さん(84)はよき理解者で、今回の受賞を喜ぶ。「好きなことをやらせてもらって、感謝しています」と野口さん。日本画仲間も増え、互いの作品の批評をしあうことも。野口さんは「人間のストーリーがにじみ出る、人物画に挑戦していく。絵は一生描き続けていきます」と話している。
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