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住民手作り「四季の里」・植栽終え、記念報告会

2017.3.27(越谷市)
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 一年中、花が咲いている市民の憩いの場をつくりたいと、越谷市増林地区の住民有志で「四季の里運営協議会」(石崎一宏会長)を立ち上げ、2012年から、同地区内にある東越谷9丁目の「東越谷調整池」の斜面に花を植えていたが、このほど5年間かけて、全域に植栽を終えた。併せて、越谷市は同調整池底面に通路となる「東越谷ビオトープの道」を整備した。これらを記念して、同協議会は12日に同調整池で「記念報告会」を開催した。関係者約200人が参加して、テープカットや渡り初めを行った。

 「四季の里」は同地区住民が5年間かけて、ユリやスイセンなどの球根、4種類4万6200球と、ムラサキシキブやレンギョウなどの花3種類1690本を12回に分けて植栽した。のべ参加人数は1180人に及ぶ。住民のほか、地元の越谷市立東中学校の生徒も参加した。植栽だけではなく、除草作業も住民で行い、5年間でのべ1650人が参加した。まさに、住民手作りの花園だ。季節ごとにユリやヒガンバナなど赤やピンク、オレンジなど様々な色の花が斜面を飾り、越谷の新たな名所となりそうだ。

 報告会は、東中吹奏楽部も参加して、盛大に行われた。テープカットの後、「ビオトープの道」(底面延長92b、階段部分15b)の渡り初めの後、報告会が開かれた。主催者を代表して、同協議会の石崎会長(80)が「草に覆われている調整池を四季折々の花の咲き誇る心休まる場所にしようと、2011年11月に協議会を設立しました。これまで草が生い茂り、不法投棄が多かったマイナスイメージの場所でしたが、草は花に代わり。不法投棄の不安は解消され、プラスのイメージに変化しております」とあいさつ。

 来賓の高橋努・市長は「平成23年度に始まった植栽が一区切りしましたことで、これまでの活動に敬意を表します。四季の里に四季折々の花が咲き、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人が集う場となることを願っております」と話した。

 各斜面に設置した「花の案内看板」8枚は、東中生徒が手作りした。報告会では、市長から同協議会と同中学校(鈴木秀希校長)に感謝状が贈られた。

 同調節池は同市の「東越谷土地区画整理事業」で整備された水害を防ぐための池。2003年の完成後、斜面にはヨシやアシで覆い尽くされ、粗大ごみが投棄され、近くは中高生の通学路のため、住民から防犯上の不安を訴える声が上がっていた。この「負」の場所をきれしにして、地域の人に利用してもらおうと考えたのが「四季の里」構想だ。

 石崎会長は「今後も維持をしなければ、元の草だらけの調整池に戻ってしまう。これからが本当のスタートだ」と気を引き締めていた。

 <問い合わせ>越谷市増林地区センターTEL962・2855。
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