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ネット予約で混雑解消・越谷いちごタウン

2017.1.30(越谷市)
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 越谷市が農業振興と観光の目玉として、1昨年1月にオープンした、観光農園「越谷いちごタウン」は今シーズンから、「インターネット予約」を導入し、「入場しやすくなった」と入園者から好評だ。

 「越谷いちごタウン」は、同市増森の市農業技術センターに隣接する約1・9fの農地に事業費約2億5000万円で温室ハウス8棟を建設し、ハウスを4軒のイチゴ生産者に貸し出して開園した。運営は「越谷いちご団地生産組合」(荻島元治組合長)。以来、首都圏で最も大型の観光農園として、県外からも多くの観光客らが訪れ、イチゴ狩りシーズンの休日には1日600人以上で、栽培が客足に追いつかず、開園30分で入場できなくなる日があり、来場者から苦情が出る人気ぶりとなった。

 このため、昨年12月16日からネット予約をスタートさせたもの。予約法は、「越谷いちごタウン」ホームページから「予約ページ」にアクセスし、希望日を選択して申し込む。ネット予約した人は、午前10時から入園することができて、45分間食べ放題となる。午前11時30分までは、ネット予約した人だけの入園となるため、ゆっくりイチゴ狩りを楽しめる。午前11時30分以降は、予約していない人も入園できる。

 ネット予約の導入後は、1日約250人が予約来場しており、同園は「入園を断ることがなくなり、苦情は解消した」という。同園は、これからがシーズンのピークのため、入場状況を見ながら、1日最大350人まで予約を受け付けたい、としている。今シーズンは新品種の栽培にも挑戦し、「かんなひめ」や「おいCベリー」など“レア品種”が楽しめる。

 初めて訪れた川越市の会社員、熊坂寛さん(44)は、妻、あやさん(45)、長男、連君(4)とイチゴ狩りを楽しんでいた。あやさんは「45分間食べ放題で、子どもものんびり楽しめた。種類が豊富で通路が広く、高い位置で栽培されているので採りやすかった」と笑顔で話していた。

 荻島組合長(51)は「ネット予約のおかげで、多くの方に安心して楽しんでもらえるようになった。今回、新しい品種の栽培にチャレンジした。来場者の方に飽きられないように、常に新しい品種に取り組んでいきたい」と意欲を見せた。現在、食べられるのは「紅ほっぺ」や「彩のかおり」など7種類だが、栽培の都合上、日によって品種が異なる。今年、初栽培の「かんなひめ」「おいCベリー」を含めて、食べ比べが楽しめる。

 同市農業技術センターの野口裕子所長は「昨年は年間約3万人が来場した。今後は、5万人を目標に生産力のアップと受け入れ態勢の充実に取り組む」と話し、「女性客が多いので、トイレの充実が課題。今後、バリアフリートイレの設置に取り組み、女性が安心して利用できる施設にしたい」としている。

 【越谷いちごタウン】(越谷市増森1の41 TEL965・1514)  開園は5月31日まで。予約した人は午前10時から、予約していない人は午前11時30分から(45分間食べ放題、イチゴがなくなり次第終了)。月曜・金曜定休(月曜が祝日の場合は営業し、火曜休園)。料金は4月9日まで、大人(小学生以上)2100円、小人(3歳以上)1200円(4月10日以降は大人1600円、小人1000円)。インターネット予約は「越谷いちごタウンホームページ」(http://ichigo-town.com/)から予約できる。
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