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アルゼンチンからサッカー指導者・越谷西中生徒が本場を学ぶ

2016.12.26(越谷市)
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 越谷市立西中学校(小島久和校長、生徒635人)は11月27日、12月3、4、10日の4日間、サッカーの「アルゼンチン監督協会」のラモン・マンテラスさん(62)を招いて、「アルゼンチンフットボールアカデミー」を開催し、同中サッカー部の生徒56人が本場のサッカーを学んだ。

 同中サッカー部顧問の山崎勉教諭(51)と、アルゼンチンでサッカーをしたことのある一般社団法人「日本アルゼンチンスポーツエージェンシー」代表理事の長澤弘明さん(42)が知り合いで、「日本の中学生にサッカー先進国アルゼンチンのサッカーに触れさせたい」との願いが一致し、ラモンさんの来日が実現した。ラモンさんは、アルゼンチン1部リーグのサッカー選手として14年間トップチームで活躍。現役引退後は監督からジュニア世代の育成まで行い、アルゼンチン代表選手らの育成に携わっている。

 11月27日は図書室で、アルゼンチンのサッカーの育成システムや少年たちのサッカーに対する気持ちや姿勢について、ラモンさんが講義して、生徒の質問に一つひとつていねいに答えていた。

 「アルゼンチンは貧しい。7年間の義務教育が終われば、サッカーのプロの世界に入る。家族や親せきを助けるため、皆『なりたい』ではなく、『なる』と決めている。サッカーで大切なのはメンタル。戦術も技術もメンタルが足りなければ成り立たない」と話し、生徒たちに「皆、シャイだ。自分の意見を自由に持ち、オフェンス的な発想を持つことが重要。ディフェンス的な考え、守りでは引き分けになるが、勝つことはできない」と述べた。

 12月3、4日は、校庭で攻撃と守備についての実技を行い、10日は同市立新栄中と練習試合を行い、メンタルの強化について熱く指導した。

 サッカー部主将の伊藤翔君(14)(2年)は「アルゼンチンの子どもたちが、生活のためにサッカーをするなど、日本との違いが分かった。常にゴールを狙うという積極的でシンプルなプレーに心がけるよう学んだ。これから徹底して強くなりたい」と感想を話した。

 山崎教諭は「これを機に、サッカーも普段の生活も、常に前向きになってほしい」と話していた。
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