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「越ヶ谷宿」に交流の場・「CAFE803」開店

2016.12.19(越谷市)
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 越谷市の旧日光街道沿いの空き店舗が8日、粋なカフェによみがえった。名付けて「Cafe803(はちまるさん)」(同市越ヶ谷3丁目)。“越ヶ谷宿”を訪れる観光客の休憩所、まちの情報発信・住民交流の場となるほか、パンを製造販売して飲食もできる多目的カフェだ。地元商店会などが経産省の補助金を受けてオープンしたもので、関係者らは「ようやく中心市街地に住民と観光客の交流スペースができた」と喜び、今後の利用に期待をかけている。

 中心市街地のにぎわい復活を目指す、越谷駅東口の「越谷新町商店会」(井橋武治会長)と金物店の「釘清商店(井橋潤代表取締役)は、まちの情報発信と人づくりを核とした「越ヶ谷サードプレイス事業」を企画した。家や職場とは別の“居心地のよい第3の場所”を市街地に作ろうというプロジェクト。具体化させたのが、コミュニティー&ベーカリーカフェ「Cafe803」で、経産省の「平成28年度地域・まちなか商業活性化支援事業」として、総事業費約3000万円の3分の2の1850万円が補助された。

 店舗は、旧日光街道沿いの空き店舗(3階建て)の1階(床面積151平方b)を借りた。カフェの機能の一つは、「コミュニティーカフェ」で、外国人講師の「語学教室」や「料理理教室」、「ライブイベント」会場などに利用し、子どもたちへの「読み聞かせ」や、お年寄りのサークル活動など“地域の交流の場”を目指す。 また、同商店会にはパン店がないため、「ベーカリーカフェ」として、菓子パンなどを製造販売するほか、地元商店のコロッケや果物、餡(あん)などを使ったコッペパンを主力商品にして、持ち帰りや店内飲食に提供する。

 さらに、カフェのもう一つの顏が「情報発信基地」。店内の壁や特設ボードに、「宿場まつり」や「雛めぐり」などの季節イベントや話題を発信する。中心市街地を巡る「スモールタウンツアー」なども企画するという。店名の「803」は、店舗隣りの大正時代の蔵の通称(『八百喜参(やおきさん)の蔵』)にちなんでいる。

 オープン初日の8日には、近所の主婦らが手作りパンを求めて、店内はごった返した。近くの主婦(45)は「開店を楽しみにしていました。ハムカツパンなど、とてもおいしかった。落ち着いた雰囲気のテーブルでコーヒーを飲むことができて、いいですね」と喜んでいた。カフェを企画した井橋潤さん(52)「旧街道沿いでのイベントにやって来たお客さんは、お茶も飲めないため、すぐに移動した。中心市街地のシンボルとして、このカフェを多くの人たちの交流や情報発信の場として活用していきたい」と話している。

 同カフェの営業は午前9時から午後6時まで。毎週木曜日と第1・3月曜日、年末年始は定休。

 <問い合わせ>Cafe803TEL965・1803。
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