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収穫の喜びは格別です・「千寿葱」研修生が「中間報告」

2016.8.15(越谷市)
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 越谷市は“全国ブランド野菜”の「千寿葱(せんじゅねぎ)」生産のスペシャリストを育てる「新規就農・農業後継者育成支援事業」を昨年7月からスタートさせ、研修生2人が学んでいる。研修期間の半分が過ぎた4日、同市農業技術センターで、習得した知識や技術を発表する「中間報告会」が開かれた。

 研修を受けているのは、本多正隆さん(26)(同市平方)と斉藤史弥さん(20)(同神明町)の2人。

報告会では、指導にあたる農業生産法人「楽農三恵園」の吉田忠茂社長(62)と、ネギ生産農家の染谷朋和さん(38)が、「ネギの苗の植え方から除草作業などを基礎から指導した」と事業報告した。

 この後、斉藤さんが「調理師として料理を作る中で、食材に興味を抱き、伝統の越谷ネギの生産者になりたいと思った」とネギ生産への動機を話し、「整地や苗の定植など慣れない作業に戸惑ったが、無事に収穫できた時は達成感を味わった」と報告。「地域を代表する実力のある農家になり、自家栽培のネギを使った料理を提供する農家レストランを持ちたい」と夢を語った。

 また、本多さんは「おいしいネギを作る技術力と、適正な価格で売る経営力の二つを学びたい」との動機を語り、「機械による定植方法など、さまざまな技術を教えていただいた。昨年9月の『関東・東北豪雨』では自然の厳しさを実感したが、初めて出荷できた時は感動した」と笑顔で話した。将来は「秋冬ネギをメインに、エダマメやスイートコーンも栽培したい。5年かけて、生産法人化にも取り組みたい」と抱負を話した。

同事業は、イチゴ観光農業の経営者を育成する「都市型農業経営者育成支援事業」に続く第2弾の農業後継者育成事業。事業費は昨年度が約798万円(うち国の補助金780万円)。今年度は約622万円など。栽培方法だけでなく、出荷や流通・物販の現場研修など農業経営全般を学ぶ。研修生には月額15万5000円が支給されている。
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