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越谷産いちごで「かけジャム」開発・鈴木さん、国のブランドに認定

2016.4.25(越谷市)
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 “インバウンド”(訪日外国人観光客)を狙え――。越谷市東越谷のイタリアンレストランのオーナーシェフの鈴木実さん(51)が、越谷産イチゴとはちみつを使って、「苺のかけジャム」を開発した。ドレッシングのように片手で、かけて使えるジャム。このほど、国土交通省の「TOKYO&AROUND TOKYOブランド」に認定され、鈴木さんは観光振興推奨賞を受賞した。訪日外国人観光客に「日本みやげ」として購入してもらえるよう、国は今後、観光キャンペーンなどで推奨するという。“お墨付き”を得た鈴木さんは「完全無添加のジャムで、ヨーグルトやピザ、パンなどさまざまなものにかけられます」とPRしている。

 鈴木さんは、デザート用として、市内の農家からイチゴを購入しているが、4月以降は実が増え、「過剰生産」気味で困る、といった農家の悩みを聞いていた。そこで「ジャムに加工してみたら」と昨年1月から「無添加ジャム」作りに取り組んだ。
 越谷市のアドバイスで、「こしがやブランド」開発費補助審査に応募したところ、補助金50万円の交付が決まった。
鈴木さんオリジナルのジャムは越谷産イチゴとはちみつを使い、固めるための人工食物繊維「ペクチン」を加えない無添加食品。完熟イチゴに砂糖を入れ、時間をかけて煮詰めたところへ、はちみつを加える。
 「試行錯誤の繰り返しで、何度も作り直した。完全な液体では使いにくいので、半固形状で、味をよくするのに苦労した。イチゴの味を生かした、おいしいジャムができました」と鈴木さん。レシピは企業秘密という。さらに、鈴木さんが工夫を重ねたのは「高齢者や手に障害がある人でも、片手で使えるように細長いびんを使った」ところ。一見、化粧品にも見える、おしゃれな細長いガラスびんに入れて、ふたを開ければ、片手で簡単にジャムをかけられる。甘すぎず、ほのかにはちみつの風味が香る上品な味だ。
 こうした点が国土交通省に評価され、「TOKYO&AROUND TOKYOブランド」として、県内5つのブランドの一つに認定された。今後、同省は観光キャンペーンや外国人向けの「訪日プロモーション」事業で「新たな日本土産」として積極的にPRしていくという。
 小びん(130c入り)500円、中びん(190c入り)800円、大びん(250c入り)1000円で、鈴木さん経営するレストランで販売。ギフトにも対応している。鈴木さんは「国内外を問わず多くの人たちに味わってほしい」と話し、今年度の「こしがやブランド」の審査にも応募する予定だ。
 <問い合わせ>カポナータの鈴木さんTEL967・0077。
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