トップニュース

初の「企業ガイドブック」発行・企業連携、販路拡大に期待

2016.2.8(越谷市)
ニュース写真
 “モノづくり日本”を代表する世界的メーカーなどを抱える越谷市はこのほど、初めての企業ガイドブック「 CREATION&PRODUCTION」(A4判、カラー90n)を発行した。優れた技術や製品を有する市内の製造業の情報を広く発信することで、販路拡大や企業間連携を促進し、同市の製造業の振興を図るのが狙い。一方で、製造業が盛んなイメージを持たない市民が多いため、「市内には隠れたトップメーカーが多くある現状をぜひ知ってもらいたい」(同市産業支援課)としている。

 越谷市内の製造業は現在、1135社で県内6位の規模。金属製品製造が190社(10%)、次いで生産用機械器具製造が80社と続く。

 この中には、全国シェアのトップを誇る「団子自動製造機」を作る菓子製造機械メーカーや、魚肉ソーセージなど食品を自動で個別包装する機械を製造する日本のトップメーカーがある。また、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授も愛用している「マイクロピペット」(化学用体積計)を作る日本トップメーカーもあり、さらには世界シェア30%を誇る医療用麻酔針専門メーカーも市内にある。

 今回、市が作成した企業ガイドブックには、これらの企業をはじめ、計80社を掲載した。掲載企業は、同市商工会と市内金融機関から推薦のあった会社で、取材可能な会社を選んでいる。

 制作プロダクション「文化工房」(本社・東京都港区)が取材、編集、制作にあたったが、取材には制作会社スタッフのほか、市職員も同行した。制作費は約820万円で、2500部作成した。  1n1社掲載で、「独自の技術」「強み」「今後の展望」や社員が登場する「働く人の声」も掲載。製品や工場内の写真をふんだんに取り入れ、カラフルで見やすく、読みやすい内容となっている。

 同市産業支援課は「これまで市は、製造業の情報を持っておらず、長年の課題だった」とし、「越谷は製造業が盛んなイメージは薄いが、実は隠れたトップメーカーが多くあるという現状を多くの市民に伝えたい。ガイドブックが取引の拡大や企業間連携の促進につながれば」と期待を寄せる。 ガイドブックは市内図書館にも配置し、いつでも閲覧できる。県内や都内の大学や研究機関にも贈るという。内容は同市公式ホームページでも公開し、プロモーションムービーを動画で見ることもできる。 同市は今後もホームページなどで情報を更新していく方針だ。  <問い合わせ>越谷市産業支援課TEL967・4680。
>戻る