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児童が「基本的人権」学ぶ・北越谷小で「弁護士出前授業」

2016.2.1(越谷市)
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越谷市立北越谷小学校(針谷重輝校長、児童358人)は1月20日、6年生73人を対象に、埼玉弁護士会による
“弁護士出前授業”を行った。この出前授業のテーマは「おたがいの権利を認め合う人間関係づくり」。6年生は中学に進学すると、新たな人間関係を築いていく必要があるため、今回取り組んだ。 1組では河内智子弁護士(43)が、2組では小幡孝之弁護士(35)がそれぞれ「ドラえもん」の登場人物名を使った“事例”を示しながら、「いじめとは何か」「人権とは何か」を説いた。

 河内弁護士は、人権とは「幸せに生きる権利」であり、「人権は生まれながらにして保障されている」とした上で、いじめについて、「不満は信頼できる人に話すなど何らかの形で解消していくことが大事」なこと、「いじめを見ているだけの傍観者が一番いじめをなくす力を持っている」、「いじめは加害者の心も傷つける」などと話した。小幡弁護士は授業の終わりに「将来、つらいことがどこかであると思うが負けないでほしい」と呼びかけた。 塩崎朝陽君(12)は「一人ひとりに権利があり、いろんな可能性があると言われ、強い人になって自分のことも周りの人も大切にしていきたいと思った」と言い、中村亘君(12)は「いじめられている人がいたら傍観者にならず、できるだけ声をかけていきたいと思った」と話し、出前授業は児童らそれぞれの心に響いたようだった。

針谷校長は「地域のコミュニティーは連携が取れており、当校の子どもたちは安心しているが、中学では人間関係づくりで壁にぶつかる場合もある。弁護士という専門の立場の存在を知り、直接教えていただけることを通して、自分たちは法律の上で、守られる立場・存在であることに気づいてほしい」と話していた。
埼玉弁護士会では毎週木曜日午後3時から6時まで、子どもたちの悩み相談窓口として「子ども弁護士ホットライン」を開設、無料で電話相談に応じている。氏名や学校名など告知する必要はない。相談は同弁護士会(TL048・837・8668)まで。