ニュース

西方小に「おひさま発電所」・児童ら太陽光に歓声

2016.1.25(越谷市)
ニュース写真
 越谷市の市民グループ「おひさま発電・こしがやプロジェクト」(久川雅大、岡田英夫代表世話人)は、同市立西方小学校(片平秀コ校長、児童862人)で市内小学校初の「市民共同発電所」の工事を進めてきたが、このほど完成し、8日、同校体育館で「点灯式」を行った。  点灯式では、IT会社社長の岡田代表(38)が通電のスイッチを押すと、館内の照明が一斉に点灯し、児童らから歓声が上がった。このプロジェクトは、避難所や防災拠点に再生可能エネルギーを導入する県の「グリーンニューディール事業」補助金を活用して行われた。

 同グループの調査で、屋根に大型の太陽光パネルがなく、設置する強度のある市内の避難所(公共施設)が西方小だけだったため、同小に10`・hの太陽光発電設備と15`・hの蓄電池を整備した。市内の避難所で蓄電池が設置されたのは初めて。設置費用約2200万円は県が全額を補助し、発電量の「表示パネル」設置費と「防災用品」(防寒・保温シート1000枚)の購入費の計63万円を同プロジェクトが寄付を募って集めた。  岡田代表(38)は「地域や子どもたちに資産として何を残してあげられるか、私たちが地域循環型のエネルギーや社会形成にどのように取り組んでいくのかをシンボル化した活動。発電された電気を大切に使ってもらいたい」と話している。

 同校体育館は災害時に避難所となるが、停電の際でも太陽光発電による蓄電池により照明や携帯電話の充電など2日間は十分に使えるという。同プロジェクトは「地域のつながり」「エネルギー構造の転換」などを理念に、2013年に市民約30人で結成。14年3月に市内の大袋幼稚園に第1号の「市民共同発電所」を設置しており、今回の西方小はこれに次ぐもの。
>戻る