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関崎さん「そば名人」に・6度目の挑戦で初栄冠

2016.1.18(越谷市)
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 越谷市南越谷の商工中金職員、関崎泰博さん(55)がこのほど、全国のそば打ち愛好家が腕を競う「第20回全日本素人そば打ち名人大会」(福井そばルネッサンス推進実行委員会主催)で見事、最高位の「名人」に選ばれた。関崎さんは、自宅近くの練習場(空き店舗)で連日、そば打ちの稽古を重ね、6度目の挑戦で初の栄冠に輝いた。「今回、名人になれましたが、まだまだ奥が深いのがそば打ち。これからも練習を重ねて、おいしいそばを作りたい」と謙虚に語っている。

 同大会は、福井県のそば店などが中心となって1996年から毎年1回開催しているもので、昨年11月の福井市の福井産業会館での大会には、全国17地区の予選を勝ち抜いた52人が参加した。
 制限時間30分以内で、そば粉800cと小麦粉200cに水を加えてこねて、めん棒で伸ばした後、そば包丁で切りそろえる。手際や姿勢、衛生面などが審査される。
 関崎さんは3年前の大会で獲得した「努力賞」がこれまでの最高賞。「名人になりたい」と4年前から自宅近くの空き店舗を借りて、都内での仕事を終えてからほぼ毎日、練習をしてきた。特に昨年からは午前0時を過ぎることも多く、「誰にも負けないほど練習した」という。「大会では、いつもの練習通りにできた。これまでと違い、全く緊張しないで作れた」と振り返る。


 北海道北斗市(旧上磯町)出身。高卒後、商工中金に就職した。2000年に勤務地の帯広市で、「そば打ち講座」に参加したのが、そば打ちを始めたきっかけ。以来、そば打ちの魅力に引き込まれた。福島県、埼玉県と転勤のたびに多くの指導者に学び、現在の主流の「江戸流そば打ち」をはじめ、伝統的な会津や信州の技法も学んだ。
 8年前、越谷市内で愛好会「しらこばと蕎麦打ち会」(会員65人)を結成し、同市内の増林、新方地区公民館、春日部市の武里地区公民館などで指導もしている。プロアマ問わず多くの人の打ち方を研究し、自分の技に取り入れているという。

 「そば粉の状態や温度、湿度によって、一度として同じそばはできないのが魅力です。参加者からの疑問からも新たな方法が見つかることもあって、そば打ちは本当に奥が深い」と関崎さん。現在、調査役として忙しい日々を過ごす。妻、美佳さん(51)と息子、娘の4人暮らし。「妻はあきれ気味ですが、応援してくれています」と言い、「今後もおいしいそばを追求していきます」と話している。
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