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本職も驚く「素人落語」・サンシティ落研が20周年

2016.1.4(越谷市)
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 「えー毎度、ばかばかしいお笑いを」。営業車の中で、あるいは風呂につかりながら、はたまた歩きながらぶつぶつ―そんな落語好きが集まった「越谷サンシティ落語研究会」が創設20周年を迎え、昨秋、記念落語会を開いた。市内で定期的に開く寄席」が大好評で、「かっぽれ」や「手品」「腹話術」も加わって、各イベントから引っ張りだこ。新年も23日の「協働フェスタ落語会」、2月7日の「越谷新春落語」とお笑いの舞台が続き、会員たちは正月早々、稽古に余念がない。


 同研究会は1995年、市内南越谷の「サンシティホール」の芸術監督(当時)が「地域の方に落語を通じて笑いで幸せを提供しよう」と呼びかけ、市広報などで会員を募集して、発足した。当初から特定の“師匠”はおらず、同ホールの職員や趣味で落語をやっていた会員の一人、柳和久さん(57)が中心となって会員たちは、それぞれ独学で落語を学んだ。
 二代目会長の会社員、山ア政吉さん(68)は発足の年に入った。「昔から落語が好きで、テープなどで聞いていた。募集を見て、すぐに応募した。高座に上がると、すらすらと言葉が出てくるので楽しいですね」と言う。普段は営業車の中で練習をしている。芸名は「
夢見家朝楽(ゆめみや・ちょうらく)」で、得意なのは「藪入り」だ。

 ほぼ毎月1回、市内や近隣で定期寄席を開いているほか、「新春寄席」や「納涼寄席」など中央市民会館で本格的な「寄席」も開催。自治会や福祉施設に招かれて“出前寄席”もこなすが、どの会場も満員の人気ぶりだ。
 パン職人の出雲美千男さん(59)(芸名・二輪家ごゑん)は昨年4月に入会した。「約20年、都内の教室に通っていたが、越谷にあるのを知り、入会した。仲間と落語の話をするのが楽しい」と話す。会社員、上田正樹さん(53)も都内の教室に10年通ったベテランだが、「落語は普段の仕事のことを忘れることができる」と“効用”も説く。

 鈴木喜久枝さん(65)と舘野美世子さん(64)は、「かっぽれ」を演じて、「寄席」を盛り上げる。「越谷のお客さんは、盛り上げ上手てくれる」と鈴木さん。舘野さんも「舞台に立つと、気持ちが高まる。お客さんに育てられています」と笑顔で話す。「協働フェスタ落語会」と「越谷新春落語」は、どちらも中央市民会館で開かれる。
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