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指だけで描く立体感・「チョークアート」の岡本佐知子さん

2016.1.4(越谷市)
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 黒い木の板に絵を描く「チョークアート」。そのタッチが黒板にチョークで描いたように見えるため、こう呼ばれる。最近、飲食店の看板などに使われるようになった。

 越谷市東大沢の岡本佐知子さん(41)は、この新しいアートの作家だ。チョークアートを始めたのは、2児の子育てが一段落した35歳の時。

 「それまで粘土アートのデコクラフトをしていたが、以前から興味があって、横浜の教室まで通った」という。

 欧米で盛んなチョークアートは水彩や油彩と異なり、目に飛び込んでくるような迫力が持ち味。画材は、油性の「オイルパステル」。木の板に下書きした後、オイルパステルを塗り、指で伸ばすなどして濃淡をつける。絵だけなく文字も入れる。 根気のいる作業で、A3判サイズ1枚で、約5時間かかるという。

 「どのように立体感を出し、グラデーションしていくかが難しい。独特のざらつき感を表現しながら、指だけで描くので、慣れるまで時間がかかります」と岡本さん。

 「トレーシングペーパーで、モチーフの写真を写し取るので、“絵心”がなくても描けます」という。

 中学校のPTA役員をしていた時、地元商店の看板を8枚描いて提供したところ、大好評で「市PTA連合会文化発表会」で金賞を受賞した。以来、注文が増えて、年間約80枚制作している。

百貨店でワークショップを行い、豪華客船内でも指導している岡本さんは「多くの人にチョークアートを知ってもらいたい。市内のあちこちの飲食店に置いてもらえれば」と新しいアートの広がりに夢をかける。
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