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「伝統工芸みこし」が誕生・地域ネットワークが小学生と作る

2015.10.26(越谷市)
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 越谷市内の伝統工芸品を“満載”したユニークなみこしが誕生―。越谷市の市民グループ「こしがや地域ネットワーク13」(駒崎美佐子代表)はこのほど、市内の小学生12人と一緒に、オリジナルの「越谷みこし」を制作した。子どもたちに越谷の伝統工芸を知ってもらおうと、企画したもので、みこしの中央には、「越谷だるま」が鎮座して、周囲には雛人形、張り子のシラコバト、桐箱、江戸切子などの伝統工芸品が配置されている。11月1日の「越ヶ谷宿第3回宿場まつり」で披露され、実際に担いでみる体験もできる。

 「越谷みこし」は、長く受け継がれている伝統工芸品が多くの人たちの目に触れる機会が少なくなっているため、子どもたちに伝統工芸の制作過程を体験してもらい、作った「みこし」で、市内各地のイベントに参加してもらおうと、同ネットワークが企画した。
 同ネットワークは、9月から10月中旬にかけて、同市北越谷地区センターで、「越谷の伝統工芸を活用したみこしづくり」と題した講座を開き、市内の小学生12人が参加して制作した。
 みこしの台座は、市内地場産業の「桐箱」を使い、だるまは子どもたちが職人の指導を受けて作った。海草の「ふのり」を溶かしたのりで、和紙をだるまに張り付け、その上を胡粉(ごふん)で下塗りし、その後は職人が顔を描き完成させた。
 張り子の「カモ」は子どもたち一人ひとりが1個作った。職人の指導で高さ10aほどの張り子を手作りし、水彩絵の具で色付けした。桐箱作りでは、くぎ打ちを体験したり、「雛人形」「江戸切子」や「都うちわ」なども制作した。
 「みこし」は長さ2b、幅60a、高さ70a、台座は60a四方と小型だが本格的なもの。参加した河口千夏さん(12)(同市立北越谷小6年)は「初めて、だるまと張り子のカモのマスコットを作りを体験できて良かった。市内では4軒でだるまを作っているそうです。伝統のだるま作りが受け継がれてほしい」と話していた。稲葉早紀さん(11)(同5年)は「だるまの和紙を貼る作業が難しかったが、とても楽しかった」と充実した様子だった。
 同ネットワークの駒崎代表(73)は「越谷の伝統工芸を子どもたちに伝えることができた。だるまを作る工程などは知らない人が多いので、貴重な体験となったのではないか。今後、市内のさまざまなイベントに参加してPRしたい」と話していた。
 「みこし」は、11月1日の「宿場まつり」で、旧日光街道沿いの「旧大野邸の古民家と蔵」を会場に披露される。午前10時と午後1時30分の2回、担ぎ体験もできる。また、会場では「越谷いろはかるた大会」や「まちめぐりすごろく遊び」などのイベントも行われる。参加費無料。
 <問い合わせ>こしがや地域ネットワークの駒崎さんTEL976・0738。

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