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ラオスでポンプ指導・越谷市消防本部の八幡さん

2015.10.5(越谷市)
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 越谷市消防本部警防第2中隊高度救助隊長の八幡勝さん(44)が12日から25日までの14日間、ラオス人民共和国の消防隊員に消防ポンプ自動車の取り扱いやポンプ運用訓練などの短期技術研修の指導員として、派遣されることになった。
 同消防本部では、開発途上国を支援するため、2012年と13年に、廃車になった消防ポンプ自動車計3台をラオスに寄贈している。これを受けて、今年3月にラオス治安維持省の職員と日本外交協会職員らが、同本部を視察。同省から「消防ポンプ自動車の扱いに慣れていないため、指導してほしい」と要請があり、今回の派遣となった。同本部では2000年度から13年度までに、ラオスのほか、ペルーやインドネシアなどへ11台の消防車を寄贈している。
 なお、海外へ消防職員が開発途上国へ派遣指導に行くのは、愛知県豊橋市消防本部の消防職員1人を2013年にミクロネシア連邦に8日間派遣したのに次いで2人目となる。
 八幡さんが今回、指導に行くのはラオスの首都・ビエンチャン市。人口87万人の規模だが、消防署は1署しかなく、署員は56人。消防車両は16台しかないという。同市の消防に越谷市から贈られた消防車がある。人口規模に対して圧倒的に「消防力」が足りない現状で、消火栓や防火水槽などのインフラ整備も遅れている。近年では高層建築物も建設され、消防業務の充実が課題となっている。
 八幡さんは、勤続22年のベテラン。特別救助隊をはじめ、埼玉県防災航空隊でも勤務した救助業務のエキスパート。八幡さんは初めての海外での消防技術支援に「期待と不安でいっぱい。現地では、安全管理、装備・車両管理、日々の訓練で、自分を守り・市民を守るため基本を知ってもらい、継続してもらえるきっかけ作りをしたい」と抱負を語る。
 技術支援できる日数は約2週間と限られた日数で伝えられることは限られるが、八幡さんは「私自身も学ぶことが多いと思っています。普段の勤務で当たり前のことが通用しない、不便さを感じるが、外国では当たり前のこと。そういったことを体感し、越谷市消防本部でも伝えていき、双方に発展していけばと考えています」と話していた。

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