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蔵を復元し住民交流の場に・中央住宅が市に寄付へ

2015.10.5(越谷市)
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 越谷市越ヶ谷に残る江戸時代末期に建てられた蔵が復元され、住民のコミュニティーの場として、活用されることになった。復元したのは同市の住宅メーカー・中央住宅(品川典久代表取締役)。同社の分譲住宅建設「蔵のある街づくりプロジェクト」の一環として実施されたもの。同社では、蔵を多くの市民に利用してもらおうと、今年度内に越谷市に寄付する。
 同蔵の建設地周辺は、旧日光街道沿いの宿場町として発展し、蔵など歴史的・伝統的な建造物が残っているが、所有者の高齢化や建て替えなどで開発が進み、歴史的な街並みが失われつつある。そこで、蔵を残す魅力ある街づくりをしようと、同社が企画した。
 蔵は今から約150年前に建築されたもので、木造2階建てで延床面積は48・96平方b。屋根は瓦葺き、壁は漆喰塗り。高さは約7・2b。母屋とつながった構造だったため、地元の越ヶ谷小児童が参加して、昨年10月に曳家工事が行われ、約8b、南に移動した。
 復元は元の素材を生かしながら、同社のアレンジにより、耐震性なども考慮し建築した。土地代、曳家費用、補修費の合計は約6000万円。蔵の周辺の約644平方bに分譲住宅4棟を建設し、来年1月から後販売していく。同社では「歴史ある建物を積極的に利用し、地域の風景を未来に残していきたい」としている。
 なお、蔵は1・2階ともコミュニティスペースとなっており、地域の人の集まりや講座や講演などの小さなイベントも開催できる場所となっている。