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東日本大震災を風化させない・17日に「絆の灯」イベント

2015.8.3(越谷市)
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 東日本大震災を風化させないで。越谷市の市民でつくる絆の灯プロジェクトは17日午前10時から、越谷市中央市民会館劇場で「心よせあう絆の灯」イベントを開催する。「あなたに伝えたい、東日本大震災を風化させないメッセージ」をテーマに岩手、宮城、福島県と千葉県の沿岸部の被災者の代表が、震災時の様子や被災地の現状を話してもらう。越谷でもいつ災害が起きるか分からない。最終的には自分の身は自分で守ることが必要で、このイベントを通して、防災意識を持ってもらうことを目的に開催する。
 あの震災から4年4か月の歳月が過ぎ、日々の平穏な暮らしの中で、忘れ去られていく震災の出来事を少しでも忘れることなく、思い返すきっかけを作ろうと、企画された。同イベントは越谷市蒲生寿町のパンダ理容室蒲生店店長の岡田誠さん(44)らが呼びかけてつくった実行委員会が主催して開催するもの。毎年、夏に実施しており、今年で5回目になる。
 今回は津波の被害が甚大だった沿岸部の被災者から、現状報告をしてもらう。報告するのは、岩手県岩泉町の元漁師・佐々木公哉さん、宮城県気仙沼市でコーディネート活動のボランティアをする、村上充さん、福島県楢葉町で被災者と支援者の会「一歩会」会長を務める、新妻敏夫さん、そして、千葉県旭市で紙芝居をする市民グループ「ふく」のメンバー。
 岡田さんは「毎年、求人活動で被災地を回ることが多いのですが、建物や会社などができ、表面上は復興に近づいているものの、個人レベルでは精神的なケアやサポートが必要な状態です。また、震災からの時間と共に若い人が戻ってこない過疎化の現状もある」と訴える。
 今回は、大震災の現状を理解してもらうほか、災害はどこでも起こりうることととらえ、地域の防災意識を高めることを狙いとしている。「東日本大震災でたくさんの命を奪った記憶を忘れることなく、後世に語り継ぐことが大切。多くの子どもたちに伝えたい」(岡田さん)とも。
 イベントは入場無料。定員330人。興味のある人ならだれでも入場できる。
 <問い合わせ>絆の灯プロジェクト事務局TEL989・1141。

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