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心ゆさぶる鮮烈な記憶・戦争体験を語り継ぐ集い

2015.7.20(越谷市)
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 第二次世界大戦の終結から70年。サンシティ越谷市民ホールの視聴覚室で11日、お話便「あ」主催「戦後70年 あの頃の私たち 語り継ぐ戦争体験」が催され、100人を超える市民が参加した。お話便「あ」(根岸純子代表)が市立老人福祉センター「けやき荘」の朗読サークル「どんぐり」の会員が寄せた戦争体験をまとめて刊行した「あの頃―越谷に住む人の戦争体験記―」の朗読会だ。
 東京大空襲でのB29戦闘機の巨大な編成、大混乱の中で離れ離れになった家族、防空壕で焼けてしまった母の大事なショールの記憶。慣れない学童疎開の暮らしで白くなってしまった髪や、シラミ取りの時間、金平糖の味など疎開先の記憶。赤ん坊を背負い長女を抱え必死に列車に乗り込んだ母の強さ。幼心に宿った鮮烈な記憶を主に寄稿者自らが語った。
 終戦当時4歳だったという市内在住の砂川アキ子さん(74)は「防空壕に入ったことなど戦争を少し体験しているので話を聞きたいと思い参加した。家族全員無事だったが戦争は怖い記憶しかなくこれからも起きてほしくない。若い人にも心にとめてもらいたい」と話していた。
 入場制限がでるほど多くの市民が集った。根岸代表は「地味な活動なので、こんなに反響があるとは思わなかった。心の中で戦争になったらどうしようかと思っている人が多いからではないか」と時世を感じていた。

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