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「漫才」で表現力を・東越谷小「よしもと」とコラボ

2015.6.22(越谷市)
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 越谷市立東越谷小学校(田畑栄一校長、児童624人)で、お笑いの「漫才」をコミュニケーションツールとしてとらえ、「国語」の授業で「理解力と表現力」を学ぼうというユニークな取り組みが今月から始まった。さいたま市にある、吉本興業が運営するお笑い劇場「大宮ラクーンよしもと劇場」の協力を得て、プロの放送作家や漫才師も参加する本格的な「コラボ」事業。
 お笑い好きな、田畑校長が「温かいコミュニケーションのできる子どもに育てたい」という願いを込めて、「よしもと劇場」に依頼したところ、同劇場も快諾して実現した。まず、教員全員が「漫才」の原稿の作り方から学び、それを全校児童に指導し、オリジナルの漫才原稿を作ってもらい、6月29日から7月3日にかけて、各クラスで「漫才選手権」を実施。投票などで、クラス代表2チームを決めて、7月8日に「漫才大会」をやろうという試み。
 まず、最初の取り組みは15日に教員を対象に「漫才原稿の作り方研修」が行われた。同劇場でも活躍する放送作家・金井夏生さんを講師に招き、「漫才」の基本から学んだ。通常、「漫才」は2人組で「ボケ」と「ツッコミ」の役割分担があり、「3段落ち」と呼ばれる、3回目の会話で「ボケる」ことなど、金井さんから「漫才」の説明を受けた後、教員たちが2人一組になって、実際に原稿を作った。
 金井さんは「漫才にルールはないので、笑いをとれれば何をやってもいい。先生たちは普段、人前で話すことが多いと思うので、原稿ができたら子どもたちの前でやってみてほしい」と話していた。田畑校長は「今年度から、国語科を『学び合い』の研修教科に選びました。漫才文化をコミュニケーションツールのひとつと位置づけ、漫才の型、お笑いポイント、シナリオ作りなどの基礎を学んでもらう。お笑いを通して、人間関係を円滑に、周りを和ませ、温かい思いやりを育んでいきたい」と話している。
 7月8日に開催される「第1回東っ子漫才大会」には若手漫才師の「ピスタチオ」が来校し、司会進行を務めるほか、漫才も披露される。10時45分から開始。低学年から各クラス代表児童が体育館の舞台で「漫才」を行う。当日は事前に学校に連絡すれば、興味のある人はだれでも観覧できる。
<問い合わせ>東越谷小学校の西垣内教頭TEL964・0675。