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シェイクスピアの世界楽しむ・朗読とリュート、歌で

2015.3.16(越谷市)
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 越谷市中央市民会館・劇場で1日、朗読とリュート、歌によるコンサートが開催された。この事業は、地元アーティストとサンシティホールが共同で実施しているシリーズ企画『(地域の)アーティストとホールの共同企画』の第16弾で、今回は、同企画の登録アーティストで市内在住のリュート奏者・櫻田亨さん、春日部市在住のフリーアナウンサー・向坂真弓さん、そして、ゲストとして声優、ナレーターの矢島正明さん、ソプラノ歌手の豊田結実子さんの4人が出演した。
 今回のコンサートは、シェイクスピアが描く普遍的な世界、言葉のリズムと人間模様の魅力をテーマに、昨年、生誕450周年を迎え、今も世界中の人々に愛され続けている「シェイクスピア作品」の一場面を、朗読とリュート、歌の響宴で楽しんでもらおうというもの。
 「十二夜」、シェイクスピア四大悲劇より「ハムレット」「オセロ」といった名作の一場面が、2人の語り部による朗読と、作品のなかで実際に使われていたリュートや歌の演奏によって、400年以上の時を超えて、来場者の目の前で繰り広げられた。
 来場者のなかには、リュートを初めて見た方や、初めて音色を聴いた方も多く、その演奏に聴き惚れていた。また、なかなか聴く機会のない声とリュートの組み合わせによって、“声とリュートの共演から生まれた美しい響き”をたっぷりと堪能していた。
 演奏以外でも、4人の出演者によるトークでシェイクスピアへの想いが語られたり、矢島さんによる朗読では、照明などのなかった当時の劇場は野外で昼間に公演を行っており、その中で言葉によって舞台を夜にしてしまう台詞づくりや演技が必要とされ、観客も想像力を働かせながら観ていた話しなど、とても興味深い内容が披露された。
 コンサートに足を運んだ約270人の来場者は、中世のヨーロッパを思わせるような演奏と雰囲気を楽しみ、わずか60分の短い時間だったが、シェイクスピアの世界、朗読とリュートの世界をたっぷりと堪能した贅沢な時間だった。来場者からも、「リュートの演奏を初めて聴いてとても感激しました。また、ソプラノと朗読も大変素晴らしく、ゆったりとした時間を過ごすことができました」「シェイクスピアの物語はよく知っていますが、このような朗読でも舞台を彷彿とさせて、とても良かったです。生の舞台を見ているようでした」などの感想が多数寄せられていた。

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