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大袋中生徒が園児と交流・パペットなど楽しむ

2015.3.2(越谷市)
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 越谷市立大袋中学校(飯塚敏雄校長、生徒349人)で2月9日と10日の両日、3年生121人が、家庭科の被服と保育領域の授業の仕上げとして、大袋幼稚園(学校法人武藤学園、竹村厚子園長)で園児と交流した。職場体験などでも中学生が園児と触れ合う機会は増えているが、この取り組みの特徴は、地元の文教大学で幼児教育を専攻する学生が、特別授業としてパペットや手遊び等の実演を含めて、幼児と関わるポイントなどを指導し、技能とモチベーションを高めて幼稚園での実習に臨んでいる。
 園児の各クラスには1班6人ほどの中学生が、授業で作成したパペットを活用しながら、それぞれ趣向を凝らした活動で園児との距離を一気に縮めて、園舎は歓声に包まれた。
 交流した、3年生の江利川友菜さん(15)は、実際に園児と触れ合う中で、文教大学の大学生の特別授業で教わった、子どもと関わるポイントの「先生になりきる」「笑顔を忘れない」「大きな声でゆっくり、はっきり」を意識するようにしていた。実習の中で自信を持って接することができ、「園児に『先生遊ぼう』と言われたのが嬉しかった」と達成感に目を輝かせた。
 竹村厚子園長(58)は「今年で3回目。この中から幼稚園の先生をめざす人が出てきてほしい。男子も年々、恥ずかしがらず堂々と園児と接してくれるようになっています」とその成長を認めた。
 家庭科担当の同中の市河大教諭(30)は「大学生の2回の特別授業は実演だけでなく、その内容をiPad対応のデジタル教材として提供していただいたおかげで、交流が近づくにつれて何回も繰り返し見返すことができたことができた」と語る。
 取り組みに関わった文教大学の今田晃一教授(55)は「大学生と中学生は、どちらもデジタルネイティブの世代であり、映像を核として斜めの関係を生かし、学び合うことができた。本実践は、今後求められるアクティブラーニングの模索でもある」と話していた。