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「SNS]に注意しよう・越谷総合技術高生徒が小学校で「出前授業」

2014.11.3(越谷市)
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 県立越谷総合技術高校(武正章校長、生徒795人)流通経済科3年生の生徒5人が10月20日、近くの越谷市立出羽小学校(内田文雄校長、759人)5年3組(担任・武田純一教諭、33人)を訪れ、「スマートフォンマナー教室」を開いた。同高校の課題研究の授業の一環で各班に分かれて、社会問題や商品開発、地域活性化などについて生徒がテーマを設定し調査研究を行っている。
 今回、「歩きスマホ」や「SNS(ソーシャルネットワークサービス)」などの問題や危険性を広く世に伝え、これからスマホを利用する機会が増えるであろう小学生高学年の子どもたちにスマホやネットワーク利用の現状とマナーを知ってほしいと、同小学校を訪問し、生徒が教師役となって、「出前授業」を行った。
 生徒たちは、事前に児童たちにアンケートを取り、スマホの利用状況を調査。この調査結果をもとに授業を始めた。まず「スマホを持っているか」について、6人が所持し、24人が「家族のスマホを使ったことがある」と答えた。生徒が「スマホのスマートは『賢い』という意味」と説明し、続いて「歩きスマホ」の危険性について、生徒が寸劇を演じた。スマホを利用しながら歩き、道路の電柱に気づかずぶつかってけがをしたり、自転車に乗りながら、スマホをして、歩行者に衝突しけがをするという熱演に、児童たちは爆笑していた。
 生徒が手作りしたパネルや写真を使って、「SNS」の便利なところや危険なところを説明。「友達と連絡がとれ、いろいろなことが書き込め、写真も公開できる便利なところがある」とする一方、「個人情報が公開され、犯罪に巻き込まれる恐れがあるので、住所や電話番号を書かない、悪口は書かず、情報をすぐに信用しない。また子どもだけの判断で相手に会わない」など注意点をクイズを使って分かりやすく説明した。最後に生徒が「スマホは楽しく便利なもの。でも使い方を間違えると危険なものにもなる」と話した。
 授業を聞いた児童の一人、瀬賀小暖さん(10)は「劇が分かりやすく楽しかった。ネットの危険がよく分かった。自分もスマホを持っているので、気を付けて使いたい」と話していた。大塚俊輝君(11)も「劇が良かった。スマホを持っていて、よくゲームなどをするので、今後は気を付けて使用したい」と分かりやすい授業は好評だった。
 教師役となった生徒の一人、久保真美さん(18)は「小学5年生に分かりやすく伝えるにはどうすれば良いかを考えました。準備の日々はとても大変でしたが、当日は児童の皆さんが元気にたくさん発言してくれたので、私たちも自然と笑顔になり、楽しく授業ができました」と満足そう。同じく、菅原学さん(17)も「初めての出前授業で緊張しましたが、児童のみんなが積極的に挙手、発言をしてくれたので、場にすぐに慣れました。私たちが行ったものは小さいことかもしれませんが、これをきっかけに事件や事故が減ったらうれしいです」と話していた。
 指導した同高流通経済科の鈴木友也教諭(35)は「生徒が主体となってアイデアを出し合い今回の授業を企画した。初めての経験で緊張した表情だったが、相手の立場で物事を分かりやすく伝える貴重な経験をさせていただけたと思う。今後も積極的に課題研究の中で外部に向けて発信していく活動に取り組んでいきたい」と生徒たちを温かく見守っていた。
 授業後、再度、児童たちにアンケートを取り、今後、スマホ利用に関する小学生向けのリーフレットを作成し、同小に贈る考えだ。

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