x 東武よみうりウェブ版 とーよみnet
ニュース

小中学生吹奏楽部員がプロと共演・佐渡裕コンのプレ演奏

2014.9.8(越谷市)
ニュース写真
 越谷市のサンシティ・大ホールで8月19日、世界的指揮者・佐渡裕さんと日本を代表する吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ」による演奏会が開催された。
 その開演前に、市内小・中学校の金管バンドや吹奏楽部からオーディションで選ばれた52人(中学生8校46人、小学生1校6人)とシエナメンバーによるスペシャルバンドのプレ演奏が実施された。演奏曲は、レナード・バーンスタインの代表作『キャンディード序曲』。52人のメンバーは、難曲と言われているこの作品を、吹奏楽コンクールの練習のさなかに取り組み、シエナメンバーによる吹奏楽クリニックと自主練習を重ね本番に臨んだ。
 当日の演奏は開演30分前に予定していたが、完売となっていた1600人以上の聴衆のほとんどが来場しており、代表生徒による約1分間に及ぶ見事なスピーチと堂々たる演奏を披露し、演奏終了後には大観衆から大きな喝采を受けた。
 プレ演奏の後に行われた佐渡さんのトークコーナーでも、「難しい『キャンディード序曲』を小・中学生がここまで見事に演奏しているのをこれまで聴いたことがない」と、52人の演奏者たちを讃えていた。また、佐渡さんと一緒にトークに出演した音楽ライターの富樫鉄火さんも、来場者に配布したパンフレットの中で記した今回の取り組みについて「越谷は吹奏楽が盛んな地域である。私は、今回のような自治体や公共団体が率先する吹奏楽プロジェクトに強豪校の指導者が協力的でないケースをいつくか見てきた。コンクールの追い込み練習中に、地域イベントに生徒を出す余裕はないというわけだ。だが、越谷市はまったく逆だ。教師達の協力、オフ・ステージでの生徒協力もある。プロの音を聴き、指導を受け、その結果を部活動や地域活動に反映させようとする意欲も感じられる」と語っていた。
 プレ演奏を終えた52人の小中学生は、満足気な表情を浮かべて客席に戻り、本公演でプロの演奏を楽しんでいた。

>戻る