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94年W杯記念ボール見つかる・ブラジルから大相模中へ贈る

2014.7.28(越谷市)
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 越谷市立大相模中学校(浅賀公彦校長、生徒640人)でこのほど、1994年ワールドカップサッカー・アメリカ大会で優勝したブラジルの選手から贈られた同W杯のサイン入り記念サッカーボールが見つかり、生徒や教員たちを驚かせている。同中サッカー部は今年、夏の地区予選で準優勝し15年ぶりに県大会出場を決め、二重の喜びに沸いている。
 サッカーボールは当時のブラジル代表選手のアデマール・ペレイラ・マリーニョーさん(60)から贈られたもの。MFとしてW杯優勝に貢献したほか、日本でも1982年に日産自動車サッカー部に入り、2度の天皇杯優勝に貢献した名プレイヤーだ。
 当時、越谷市内に住んでいた日光猿軍団社長の間中敏雄さん(65)が、日光市内に自前のサッカー場を建設しようと知り合いを通して、ペレイラ選手を紹介され、サッカー場建設のアドバイスを受けたのをきっかけに、ペレイラ選手が「せっかくの縁なので、子どもたちにサッカーを指導したい」と1994年8月28日に、大相模中学校校庭で「サッカー教室」が開かれた。このときにペレイラ選手がW杯記念サッカーボールにサインをして、記念品として同校に贈ったもの。
 同校近くで燃料店を経営する高橋利夫さん(68)は当時、同校PTA役員だったことから、この「サッカー教室」開催に奔走した。「当時、前日になって急に開催が決まったので、教育長と市長に連絡をして、市内全中学校や高校のサッカー部関係者に呼びかけたところ、800人もの子どもたちが集まった。ペレイラさんは無償ボランティアで、選手一人ひとりにていねいに教えていたのが印象的でした」と振り返る。
 同校サッカー部は今年度、学校総合体育大会越谷・八潮地区予選会(6月、越谷市総合公園多目的運動場で開催)で代表18チームでトーナメントで争い、初戦北陽に1対0、準々決勝で中央に1対0、準決勝も北に2対0で勝ち、決勝に進み、獨協埼玉に0対1で惜しくも敗れたが、県大会出場を決めた。
 同部顧問のコ田章太教諭(28)は「選手たちは厳しい戦いでも勝ち抜く力をつけた。準優勝はすべての試合で粘り強く戦った成果です」と選手たちをたたえた。浅賀校長は「今回、学校の事務所を整理していたら、W杯のサッカーボールが見つかり、そして貴重なものだと分かり、感動しました。サッカー部も県大会出場も決まり、うれしい」と顔をほころばせた。サッカーボールはサッカー部の生徒に披露され、「すごいW杯の記念ボールだ」と感動した様子だった。

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