ニュース

「いちごパン」など10種類開発・「しらこばと」開設3年機に

2014.7.21(越谷市)
ニュース写真
 越谷市増林に2011年4月にオープンした同市障害者就労訓練施設しらこばと内で同年5月からスタートした手作りパン工房「しらこばと工房」が開設3年を迎えて、6月から新しいパン約10種類を開発し販売を始めた。同工房で働く人たちのアイデアを集めたパンで、米粉入りの「いちごパン」や同施設内の農園で採った野菜を使った「夏野菜ピザ」などオリジナルのパンばかりだ。
 同工房は、障害を持つ人が、日常生活に必要な知識や技術の習得のため、パンやクッキーなどの製造・販売訓練を行い、自分たちで作った生産品の対面販売を通して地域とのふれあい・交流を図っている。手作りパン製造は訓練のひとつとして実施。安全で安心、健康に良いパンをコンセプトに大手ホテルなどでパン職人として働いてきた専門家が指導している。ふだんは25歳から54歳の14人の通所者が製造や販売などのグループに分かれローテーションを組んで働いている。
 今回は開所3年を記念して、新たなパンにチャレンジしたもの。全員にアイデアを出してもらい、試行錯誤の末、完成したものばかりだ。「いちごパン」は米粉入りのもっちりパンの中にクリームチーズとイチゴのピューレを入れ、上部にはクッキー生地を付けた。時間をかけて丁寧に作る必要があるが、クッキーとパンの歯触りとイチゴクリームがおいしい。1個150円。同じ製法でクリームの入った「メロンパン」「マンゴーパン」もあり、こちらは130円。
 クルミとレーズンが入った田舎風パンの「カンパーニュ」(フランスパンの一種)(150円)や、同施設内の農園で採れたナスやピーマンなどの野菜を使った「しらこばと農園夏野菜ピザ」(150円)も人気商品だ。贈答品にも使える、イチゴやチョコなど5種類のクッキーが入った「クッキーの詰め合わせセット」(1000円)、フランス風焼き菓子の「フィナンシェ」(1000円)もある。
 同施設で指導する、越谷市社会福祉協議会の岩上充雄副主査は「パン工房を始めて3年が経ち、通所者たちの技術も向上してきた。接客も勉強しており、リピーターのお客さんも増えてきた。皆、一生懸命取り組んでいるので、ぜひ多くの方に新しいパンを味わってほしい」と呼びかけている。
 今回のパンで季節限定商品も含めて50種類になった。今後は販路の拡大が課題で、ここで勉強した通所者たちがパン職人として、社会に巣立つことが期待される。なお、パンの販売は毎週火曜日・木曜日・金曜日の午前10時から午後3時(売り切れ次第終了)。
 <問い合わせ>しらこばとTEL965・6541。

>戻る