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スタントマンが事故再現・大袋中で安全教室

2014.6.2(越谷市)
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 越谷市立大袋中学校(飯塚敏雄校長、生徒350人)で5月22日、市の重点課題となっている自転車事故防止対策として、スタントマンが事故現場を再現する「自転車交通安全教室」が開かれ、全校生徒が参加した。スケアード・ストレート(恐怖を体感させ、それにつながる危険行為を未然に防ぐこと)と呼ばれる教育技法で、交通ルールを遵守することの大切さを体感させるのが目的。
 越谷警察署とスタント会社の協力で実施され、校庭を使って「事故再現」が行われた。まず、自転車と時速40`で走る乗用車との正面衝突では、自転車に乗った人は車にぶつかり、5b以上も飛ばされ、自転車は車輪が曲がりぐにゃぐにゃに。生徒からはあまりの衝撃に悲鳴も聞かれた。
 見通しの悪い交差点での事故では、一時停止を無視した自転車が車に衝突することをスタントマンが再現した後、生徒の代表に「正しい乗り方」を演じてもらった。生徒は一時停止でしっかり止まり、左右を確認し、車が通り過ぎるのを待って、安全に道路を横断した。
 複数の悪い乗り方の自転車による事故では、生徒2人が車の後部座席に乗って、車から見た交通事故を「体験」。車内から、事故の衝撃を味わった。このほか、トラックの左折巻き込みや死角での事故、自転車同士の事故などをスタントマンが熱演。まさに体を張って、事故の怖さをアピールしていた。
 車に乗車して、事故を「体験」した、金澤遥人君(14)(3年生)は「車に乗っていて、すごい衝撃が伝わってきた。こんな事故に遭わないように交通ルールを守って自転車を運転したい」と感想を話していた。
 教室の最後に「交通安全誓いの言葉」を述べた、生徒会長の江利川友菜さん(14)(3年生)は「自転車が車にぶつかる時の音がすごかった。事故は初めて見たけど、今日見たことは忘れない。気をつけて自転車を運転したい」と交通ルールの大切さを実感していたようだった。
 飯塚校長は「初めての試みでしたが、生徒たちは実感として、どう運転すると危ないか、分かったのではないか。自転車が事故の加害者になるケースも増えていて、生徒たちも部活の対外試合などで自転車で移動するケースもあるので、気を付けるきっかけになったと思う」と話していた。

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