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親子で着用コーナー人気・「甲冑めぐり」にぎわう

2014.5.12(越谷市)
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 江戸時代から続く、越谷市の伝統産業で県の伝統的手工芸品の「越谷甲冑」を多くの人に知ってもらおうと、「越ヶ谷宿 甲冑めぐり」が4月29日から5月11日まで、市内の旧日光街道とその周辺の商店や古民家などを会場に開かれ、期間中に3000人を超える人出でにぎわった。昨年に続き2回目。
 越谷駅東口の越谷新町商店会、越谷本町商店会、越谷中央商店会と越谷市商工会が企画し主催したイベント。旧日光街道に残る古民家や商店の60軒に、越谷の甲冑や兜、五月人形を展示し自由に巡ってもらった。「親子で着用できる甲冑コーナー」や「越ヶ谷秋まつりの山車人形の展示」「まちなみガイドツアー」などもあり、ゴールデンウイーク中、越谷の甲冑に親しんだ。
 江戸時代に整備された日光街道の宿場町として栄えた「越ヶ谷宿」では、街道をルーツとして金細工や漆、皮革、紙、組み合わせ紐などを組み合わせた「越谷甲冑」が誕生。その江戸の技は現代にも脈々と受け継がれている。  現在、越谷市内には県の伝統的手工芸品に認定された3社で「越谷甲冑」を製作している。こうした地場産業の「越谷甲冑」を知らない市民も多く、「越谷の伝統を伝えよう」と今回のイベントを企画した。
 イベントとして5月3日にチャレンジショップ「夢空感」で親子で着用できる甲冑コーナーが開かれ、多くの親子でにぎわっていた。1着約7`もの重い甲冑を着用体験した、無職男性(75)は「生まれて初めて甲冑を体験しました。見た目よりも重いので驚きました。着用すると背筋も伸びて気持ちも締まりますね」と喜んでいた。
 5日には旧商家の蔵を会場に「蔵シック・コンサート」が開かれ、市内の演奏家「デュオ ルクレール」によるサックスとピアノの生演奏に訪れた約30人の観客は、独特の蔵の雰囲気の中で聴く映画音楽やジャズ、ポップスなどに感激した様子だった。また、今回初めて久伊豆神社で「越ヶ谷秋まつり」の山車に飾られる、神武天皇や弁慶、日本武尊などの「山車人形」8体の展示も行われた。
 今回のイベントを企画した新町商店会で日用生活品店を経営する井橋潤さん(49)は「市外から来た人から『越谷っていい街ですね』と感想をいただきました。出来ることから一つ一つ。そんな想いをめぐらせながらの2週間でした」と充実した様子で話していた。

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