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越谷に幻の陸軍飛行場・20日から「歴史講座」参加を

2014.5.5(越谷市)
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 第二次大戦の終戦前、越谷市に“幻の陸軍飛行場”があったことを、知っていますか。遠く奈良時代の750年、大相模に大聖寺が創建され、江戸初期に登場した日光街道、第3番目の宿場「越ヶ谷宿」がにぎわった越谷。その意外で身近な歴史を分かり易くひも解く「やさしい・おもしろい・越谷の歴史」(越谷市市民活動支援センター主催)が20日に開講する。7月まで毎月1回の3回シリーズ(無料=1回のみも可)で、きょう5日から同センターで受け付けを始める。
 NPO法人「越谷市郷土研究会」(宮川進会長)の協力で、講師はいずれも同会のベテラン。1回目(20日)は田部井久能氏の「越谷の歴史アラカルト」、2回目が渡辺和照氏の「私の選んだ・越谷の文化財ベスト10」(6月20日)、3回目が宮川氏の「日光街道こぼれ話」(7月22日)で、いずれも午前10時〜11時30分、各講師が独自の資料を提供。講座修了後の9月以降に体験ツアーも予定している。
 主な内容は、越谷市と旧岩槻市(現さいたま市)にまたがる「しらこばと水上公園」南側に1944年(昭和19年)7月に着工した軍用飛行場。越谷市史では「荻島飛行場」、岩槻市史は「新和飛行場」、そして地元では「論田飛行場」などと呼んだが、正式名は不明。「終戦直前、飛行機が止まりきれず、飛行場の外堀にぶつかった」との記録があり、現岩槻区平野の稲荷神社にある、同飛行場滑走路のコンクリートで建立した興農事業完成記念碑には「碑石ハ新和飛行場ヨリ運搬使用セル一片…」と刻まれている。
 2005年11月の読売新聞埼玉版で「越谷に軍用飛行機の論田飛行場」が掲載され、たった一度、戦闘機「隼」が不時着しただけの飛行場だったことが紹介され、地元の人たちも「飛行場のことは初めて知った」と驚いたらしい。
 今回の講座では、このほか、越谷開拓の祖とされる会田夫妻の坐像がある観照院(七左町)や、徳川家康が鷹狩で宿泊した大聖寺(大相模)に保存される金箔、葵の御紋入り夜具、「道中膝栗毛」(仮名垣魯文)に、越谷の「名物鬼焼」店で、せんべいを買う弥次さん喜多さんの姿など、意外でおもしろい史話がいっぱい。
 申し込み・問い合わせは同センター受け付けへ。各回とも定員70人。
 <問い合わせ>越谷市市民活動支援センターTEL969・2750。

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