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スキー事故からの復帰語る・元中学校教師の腰塚さん

2014.4.28(越谷市)
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 越谷市立新栄中学校(須藤亘校長、生徒524人)で21日、腰塚勇人さん(48)を講師に、ふれあい講演会が行われた。元中学校の教師だった腰塚さんは、2002年3月スキーで転倒、頸椎を骨折し全身マヒ状態になりながらも、懸命のリハビリで社会復帰を果たした。事故から復帰を果たすまでの4か月間の心の変化を交え、「命の授業」を行った。
 目が覚めたら首から下が全く動かない。「毎日死にたいと思った。でも今生きている。周りの人が生きるスイッチを押してくれたから」と腰塚さん。家族や、「力になりたい」と涙を流した看護師。年度替わりの担任を引き続き持たせ待っていると言ってくれた中学校の校長・教頭・学年主任。最後まで話を聴いてくれたリハビリの先生。生きる力をくれた“ドリー夢(ム)メーカー”たち。
 「苦しいとき辛いとき助けてって言ったら本当に助けてくれる人はいる。人は皆、自分と大切な人の“ドリー夢メーカー”として生まれ存在している」と語った。
 講演を聞いた、武田良彦君(3年)(15)は「人は一人で生きているんじゃなく人に支えられて生きている。言葉の力はとても強いものになる。この経験を活かして日々の生活を必死に生きていこうと感じた」、近藤菜々華さん(3年)(14)は「手足が動かなくなるとか経験がないからわからないけどその時公開しないように人生を送ることができたらいいと思う。これからたくさんの経験をすると思うけど当たり前を当たり前と思わずに幸せと感じて生きていけたらと思う」と中学生もしっかり受け止めていた。
 講演後、腰塚さんは「1時間半の講演をしっかり聞いてくれた。4年で670回行った中でもこんなに聞ける学校はない。スタンダードが高く、誇りと伝統をもっているのがよくわかる」と同中学校を賞賛していた。

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