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PCで楽しく市内散策・デジタルマップができる

2014.4.7(越谷市)
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 越谷市の産業や観光、文化情報を一元化したパソコンで見る立体地図「越谷デジタルマップ」が完成。3月25日からインターネットで公開している。越谷市商工会(井橋吉一会長)が首都大学東京システムデザイン研究科の渡邉英徳研究室の全面協力で、地域の活性化を目的にしたデジタルマップで、制作には同大学の学生有志がデザインを、地元の県立越谷総合技術高校生徒有志が市内の文化財などのデータ収集をするなど、学生と地域が協力して完成した価値あるマップになっている。

 同デジタルマップは、同大学の渡邉准教授の指導で、商工会内に実行委員会(村田奇一委員長)を作り、昨年3月から準備を始めた。市内のパソコンや郷土史、映像などに詳しい市民ボランティアによる「運営プロジェクトチーム」を立ち上げて制作した。制作費は290万円で2013年度の埼玉県小規模事業経営支援事業費補助金190万円に越谷市と同商工会が100万円を負担した全額補助事業で実現した。
 マップは、インターネットで見るデジタル地球儀「グーグル アース」内にまとめられており、パソコンがあれば自由に閲覧できる。同サイトは画像による立体地図が特徴で、マップ上に市内の公共施設や学校、事業所、スーパーや商店などが表示され、場所をクリックすると、画像やその商店の情報など詳しい情報が出てくるしくみ。パソコン上で市内を散策できる楽しい地図に仕上がった。
 渡邊准教授は、広島原爆の体験談を「グーグル アース」上に閲覧できるようにした「広島アーカイブ」を考案した。この「アーカイブ」を見た越谷市商工会関係者が興味を持ち、呼びかけたところ、地域の協力を得て実現した。「デジタルマップ作りは人とのつながりを大切にした地図作りを心がけた。伝統工芸や文化財など、越谷にしかないものを分かりやすくPRするのと、子育て世代に役に立ってもらうため、おむつ替えや授乳のできる施設を表示するなど工夫した。この地図はこれからも地域の方の情報提供でもっともっと広がっていきます」と渡邉准教授は話す。
 デザインを担当した、同大学大学院生の菊本有紀さんは「実際に越谷のまちを歩いて見て川が多く、花田苑などの日本庭園や、いちごの観光農園もある元気なまちのイメージで水の水色をベースに親しみの持てるデザインを心がけました」と話す。村田実行委員長は「デジタルマップを地域コミュニティーのツールとして活用したい」。
井橋商工会会長は「素晴らしいデザインに仕上がった。越谷の街づくりの発展に役に立つと思う」とマップの出来栄えに満足そうだった。
 同マップは今後も、市民によるプロジェクトチームと学生生徒の協力で、データを増やしていく。市内のおすすめの「お散歩コース」をカーナビ風に道路に色を付けて、風景を動画で示したり、スマホ版を作ったりと資料データを増やしさらにパワーアップしていく予定だ。

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