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震災3年を振り返る・一歩会が記念交流会

2014.3.24(越谷市)
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 東日本大震災で越谷市に避難している被災者・避難者と支援する市民でつくる、越谷市の市民団体「一歩会」は8日、震災から3年を振り返る「100回記念交流会」を、越谷市市民活動支援センターで開き、市内に避難する市民や支援する市民ら関係者ら約100人が集まった。テーマは「家族」。
 交流会はまず、福島県いわき市で暮らす同会の新妻敏夫会長(64)が駆け付け「離れて生活していても心は一緒。こうした記念交流会を開催できるのは感無量の思い。震災後、全国各地から支援をしていただいた。これからは人と人をつなげる役になりたい」とあいさつ。新妻さんは福島県楢葉町出身。運送会社を定年退職した後に被災した。震災後越谷市に避難して一歩会の会長に就任した。
 続いて、震災の体験発表があり、福島県の南相馬市など浜通りの住民らが、原発事故で緊急避難し、家族9人が車で越谷まで避難し、周りの人から食べ物を分けてもらったり、声をかけてもらったりと、心細く不安な日々を多くの人に助けてもらった体験などを涙ながらに語っていた。
 同会越谷代表の石上清さん(62)」は福島県浪江町出身。震災当時、幼稚園バスの運転手をしていたが、原発事故で、すぐに避難し、越谷にいる姉を頼って来た。今も東越谷のアパートに夫婦2人で住む。現在、県労働者福祉協議会で働き、「浪江町コーディネーター」として県内に避難している浪江町民を訪問している。交流会に「こんなに多くの知り合いができたとは」と驚いたように話した。
 このほか、一歩会の3年を振り返る写真展やミニコンサート、避難者体験文集発行の報告などがあった。参加者たちは久しぶりに会う人も多く、感極まって涙を流す参加者もいて、充実した時間を過ごした。

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