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「技、こだわり」店マップ作る・新町商店会有志が手作り

2014.2.10(越谷市)
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 越谷駅東口周辺がかつて越ヶ谷宿として栄えた歴史を多くの人に知ってもらいたい||。そんな願いを込めて、同駅東口の商店主ら有志で「越ヶ谷巡さんぽMAP〜技とこだわりのお店編〜」を作った。参加メンバーは20歳代から70歳代までの15人が参加し、「技とこだわりのお店」を独自に調査した。地元住民ならではの「こだわり情報」も多数集まり、手作りの温かみのある地図に仕上がった。2万部印刷し、各商店や市内公共施設で配布する。

 同マップは越谷駅東口の「越谷新町商店会」が中心となって作った。経済産業省の商店街活性化事業の採択を受けた「越ヶ谷宿魅力共有事業」の一環として実施された。同駅東口周辺は閉店してしまった店も多く、かつてのにぎわいがなく、市も国の「中心市街地活性化事業」に認可を受けてもらえるように働きかけている。まずは住民たちで「市内外から多くの人に足を運んでもらう」きっかけになるものを作ろうと、今回のマップ作りを思いついた。
 マップはA3判のオールカラー。表面には越谷駅東口から市役所までの地図に「技とこだわりの店」を表示。「越ヶ谷宿」の説明や「越谷のひな人形」「越ヶ谷秋まつり」の紹介などもした。裏面には「技とこだわりの店」36か所を詳しく紹介。古くから営業している和菓子店や、こだわりのメンチカツサンドを販売する精肉店、江戸時代から続く人形店。和装はきもの専門店や伝統木工技術「組子」製品を作る建具屋、水引工芸の体験できるユニークな駄菓子屋、オリジナルデザインにこだわる印鑑店など、面白いお店がいっぱい。各情報にはQRコードを付け、グーグルマップのナビ機能がすぐに使える工夫もした。
 マップ作成は昨年10月からスタート。参加メンバーは地元住民ならではのコアな情報を多数持っており、話し合いが深夜に及ぶほど「会議」が盛り上がった。地図を配るターゲットは主に女性ということで、トイレの位置を正確に表示。外食に行きやすいように表面に飲食店のメニューと営業時間、定休日を表示し「散歩のお供」になるようにした。
 同マップ作りの中心となって活動した、越谷新町商店会の井橋潤さん(49)は「越ヶ谷宿の歴史を多くの人に知ってもらい、街をゆっくりと散策してもらおうとマップ作りをしました。商店会の有志が集まって作りましたが、先輩方のお話を聞くとまだまだ知らなかったことも多く、勉強になりました。マップ作りを通した仲間作りにもなって良かった」と感想を話していた。
 国の「中心市街地活性化法」の認可を受けるには、行政だけでなく、市民主体のイベント開催や独自の「まちおこし」が重要になってくる。誰もが訪れたくなるような「越谷ならでは」の楽しさ、魅力を充実させることが課題になっている。今回のマップ作りは、市民パワーで完成させた意義あるものになりそうだ。


 越谷新町商店会では、今回のマップ完成を記念して、14日午前11時から、越谷駅東口でマップの配布を行う。配布時にはマップを作成した有志たちが、越谷の特産品のクワイを模した特製の毛糸で作った「くわい帽子」を着用する。
 <問い合わせ>越谷新町商店会の井橋さんTEL962・3921。
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