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息子夫婦と連携しクワイ栽培・金子さん夫婦3世代

2014.1.6(越谷市)
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 「クワイ掘りは11月から12月にかけての作業。だから厳しいよ。水につかって体の芯まで冷える。木枯らしが吹けば氷が張っていることもあるからね」と越谷市七左町の農業、金子繁雄さん(58)は苦労を話す。越谷はクワイの生産県内1位を誇る産地。市内12fの栽培面積に年間約120dを生産する。
 金子さんはクワイの消費拡大を図る「越谷くわい研究会」の代表も務める。農業は「家族経営協定」を締結しており、妻のひで江さん(59)、息子の真之さん(35)、息子の妻の久美子さん(35)、そして父親の常治さん(85)、母親のふみさん(86)の3世代6人でクワイの生産から出荷まで一家総出で取り組んでいる。
 クワイ栽培は例年5月に直径2〜3aの小さなクワイを、水を張った田んぼに芽を上にして植える。夏の太陽をよく当てて、水を切らさないように管理。収穫する1週間から10日前には上部(茎や葉)が枯れてくるので、根本から切り落とす。そして収穫。田んぼに入り、根元に機械で強い圧力の水を噴射し、泥からクワイを浮かせてから、手で取る。昔ながらの手作業での収穫は苦労が尽きない。11月20日ごろから翌年1月半ばまで続く。12月前半から出荷が始まり、前半は関西、中旬以降に関東地方へ出荷される。ピークはクリスマス前後だ。
 正月のおせち料理のひとつとして並ぶクワイは、こうした農家の厳寒期の作業を経て、食卓にのぼる。1992年に「くわい研究会」を結成し、情報交換を行い技術を磨き合い、品質の高いクワイ生産に励んでいる。また、加工品の「くわい大福」などの商品開発にも力を入れている。

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