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ネットで学費支援呼びかけ・越谷らるご「自立支援基金」も

2013.12.10(越谷市)
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 経済的な理由で勉強を続けられない子どもたちに支援を。越谷市千間台東にフリースクール「りんごの木」を運営する、NPO法人越谷らるご(増田良枝理事長)は、11月末から12月27日まで寄付サイト「Give One」の協力を得て、学費の寄付キャンペーンを実施している。同フリースクールには不登校の子どもたちが通うが、学費納入が困難な家庭が多く、勉強を断念するケースもあるという。また、同フリースクールを巣立った卒業生らに経済的な支援をしていこうと「若者自立支援基金」も創設した。らるごでは、多くの市民の協力を呼びかけている。

 越谷らるごの運営するフリースクール「りんごの木」には現在、小学3年生から23歳までの38人が通っている。毎月の会費(学費)は3万5000円で、7人が経済的に困窮しているという。これらの子どもたちを経済的に支援していこうというのが今回の趣旨。キャンペーンは、12月27日までの1か月の間で、120人で36万円の寄付を目標としている。
 様々な理由で学校に行かなくなった子どもたちが、学び育つ場が必要。そうした学び育ちの場(フリースクールなど)への行政の支援はほとんどなく、経済的な理由でフリースクールを断念してしまう家庭もある。希望するどの子どもも、経済的な理由に妨げられることなく、安心して通い、学び育つための支援が必要になっている。
 寄付は、同ホームページ(http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10339)から案内に沿って寄付する。越谷らるごのホームページにもバナーがあり、クレジットカード、ジャパンネット銀行などの利用が可能。今回は「E-ファンドレイジング・チャレンジ」と呼ばれるキャンペーンで、Give One(ギブワン)が主催する寄付文化を広げるための運動。20のNPO法人が参加し、越谷らるごのほか、いずれも Give One運営委員会 による選考を経た団体。
 らるごの事務長・鎌倉賢哉さん(40)は「どの子どもにも未来があります。貧困家庭の子どもが学校に行っておらず、育ちの場がないことで、生きる力を失うことはもったいないことです。どんな状況にあっても子どもたちが生き生き過ごせるようにしたいのです」と支援を呼びかけている。
 また、同フリースクールや、自立援助ホーム「ゆらい」を卒業した若者たちを支援しようと、「若者自立支援基金」を創設した。「ゆらい」では、今年9月に20歳を目前にした若者が近所にアパートを借り、会社員として自立したが、貯金もなく、家賃などの費用は借金して「ゆらい」を退所。身寄りもない若者が多く退所後も、らるごとつながりを持つことが必要になっている。
 らるごの増田理事長は「社会的養護の枠で成長した子どもが施設を出た後の支援、アフターケア事業が必要。資金もなくスタッフ個人の負担での支援も限界があります。基金を創設し、多くの方の協力をお願いします」と呼びかけている。寄付は1口3000円から。若者を支援する行政施策はほとんどなく、こうしたNPOの働きは、大きな社会支援になるはずだ。
 <問い合わせ>越谷らるごTEL970・8881。

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