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「フジバカマ」かるたなど楽しむ・北越谷小で「足湯」や「しおり作り」も

2013.11.18(越谷市)
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 越谷市立北越谷小学校(針谷重輝校長、児童324人)で9日、全校児童が参加して「北越小まつり」が開かれ、地域の人370人が来場した。地域の良さに気付き愛着をもってもらい、児童が見る、聞く、触れる、作る、探すなど様々な活動の楽しさを味わってもらい、地域の人に披露するのが目的。同校では、準絶滅危惧種のフジバカマを4年生が栽培し、保全に努めているが、今回、このフジバカマを使った「足湯」や「かるた」「スタンプラリークイズ」など児童が工夫をこらした催しが披露され、地域の人たちの興味を引いていた。
 フジバカマは秋の七草のひとつに数えられ、河川敷など明るく湿った場所に生息する多年草。越谷市内では同小学校近くの元荒川の河川敷に自生地があり、地域の貴重な植物を守り増やそうと、同校で1992年から保全活動を始めた。毎年、4年生が株分けを行い、市内の公園や河川敷に移植したり、校内の敷地で栽培している。20年を超える地道な活動で2011年度には「越谷市環境大賞」を受賞している。
 今回の「まつり」では、4年生2クラスが児童オリジナルの「かるた」と「スタンプラリークイズ」を制作し、教室で発表した。「かるた」は「そらをむき がんばっている フジバカマ」や「たくさんの フジバカマがある きたこしがや」などの読み札を制作。絵札もそれぞれ色鉛筆などを使って、ていねいに仕上げた。訪れた父母らは実際に「かるた取り」に挑戦し、児童らの「作品」に目を細めていた。制作した児童の一人、大竹あおいさん(9)は「クラスのみんなで、フジバカマを育てた。きれいな花が咲き、葉っぱもいい香りで素敵でした。小さな花なので、スケッチするのが大変でした」と感想を話していた。
 もうひとつのクラスでは「スタンプラリークイズ」を制作。「フジバカマは何科の植物か」「どこに咲く花か」「花の咲く季節は」など基礎的なことの問題を作り、参加者には折り紙で作った記念品を贈って参加者に喜ばれていた。制作した児童の1人、原田麻衣さん(9)は「フジバカマのことを調べて勉強になった」。奥田実子さん(10)は「フジバカマを育てて、クイズを作るのは楽しかった」と話していた。
 このほか、フジバカマの葉を乾燥させ「ポプリ」(におい袋)をつくってお湯に入れた「フジバカマの足湯」には多くの父母が来場し、その優雅な香りに満足していた。また、乾燥させた葉を使った「しおり」や「コースター」作りも児童の指導で行われ、秋の風情を感じるイベントとして、にぎわっていた。このほか、1年生から6年生まで「お米」を使ったゲームやだるまの福笑い、車いすすごろくなど各クラスで取り組み、来場者たちを楽しませていた。
 針谷校長は「北越小まつりは、生活科、総合的な学習の時間、特別活動など多様な教科の学習で学んだことを、さらに、日頃の生活の中で生かせるようにしていく大切な活動です。児童たちが多くの人と触れ合うことで、子どもたちも新しい発見をすることができたと思います」と充実した様子で話していた。

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