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高橋市政、充実の2期目へ・市長選で圧勝、中核市目指す

2013.11.4(越谷市)
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 任期満了に伴う越谷市長選は10月27日に投開票され、現職の高橋努氏(70)=無所属=が、いずれも新人で前県議の松沢邦翁氏(64)=無所属、自民推薦=と前市議の中村譲二氏(62)=無所属=を破り、再選を果たした。投票率は31・73%(前回35・98%)。当日有権者数は26万3973人。当選を決めた高橋氏は「県東部地区の中心として、揺るぎないまちづくりを進め、2015年4月までに中核市を目指したい」と抱負を語った。

 高橋氏は今回、民主党の推薦を受けずに「市民党」として、選挙戦に臨み、子ども医療費の拡充、成人夜間急患診療所の開設など、1期目の実績をアピールして選挙戦をリードした。市立保健所の開設、中核市の実現や小中学校普通教室のエアコン設置整備などを訴えた。地盤のある民主党系の組織票だけでなく、無党派や保守層からも幅広く支持を集めた。
 松沢氏は元自民党越谷支部長で県議の経験から、国とのパイプづくりを強調。新越谷駅周辺の再開発やコミュニティーバスの整備などを公約に追い上げを図ったが、立候補表明が9月中旬と出遅れ、支持が広がらなかった。中村氏は現職が進める第3庁舎建設に反対し、批判票と保守層の取り込みを狙ったが及ばなかった。
 10月27日夜、当選を決め、越谷市越ヶ谷の選挙事務所には、草加、三郷、八潮、吉川、松伏の5首長と支持者ら約200人が、お祝いに駆けつけた。板川文夫・前越谷市長の掛け声で万歳三唱の後、支持者らに喜びのあいさつをした。高橋氏は「(政党などの)しがらみのない立場で、市民党として戦った一生懸命やった成果。また、これまでの実績が評価されたんと思う。支持者の皆さんの取り組みに感謝したい」と喜びを語った。感激で言葉を詰まらせる場面もあったが、笑顔がこぼれた。
 2期目について、高橋氏は「まず、中核市への移行に取り組み、県東部の中心としての位置づけを確立したい。子育て支援として、越谷駅東口の保育ステーションの開設をはじめ、医療型の病児保育所もオープンさせたい。また、全小中学校のトイレ洋式化と一般教室のエアコン設置を進める」と抱負を話した。
 今回は「争点のない選挙」として、有権者の無関心が心配され、投票率は低迷したが、高橋氏は前回選挙より、票を伸ばし、高橋氏への信頼を裏付けた。支持者の一人で高校の同級生(70)は「高校時代、生徒会長の選挙から関わっているが、高校時代から彼は市議、県議、市長選と選挙に負けたことがない。素朴な人柄が信用される理由かもしれない」と評した。2期目は来年度以降、中核市移行や中心市街地活性化など、今後の越谷の発展に影響する大きな事業が目白押し。「高橋カラー」での手腕が問われる。


 高橋 努氏(たかはし・つとむ) 越谷市長、東埼玉資源環境組合管理者。日大法学部卒。越谷市職員を経て、1975年4月に社会党市議として初当選。6期23年務める。1998年7月に県議補選で初当選。4期務める。2009年10月に市長に当選。埼玉県東南部都市連絡調整会議会長なども務める。家族は妻、長男夫婦、孫2人の6人家族。越谷市西新井322の4。越谷市出身。70歳。
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