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東武よみうり賞に田島さん・越谷美術協会公募展

2013.10.28(越谷市)
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 第41回越谷美術協会公募展(越谷美術協会主催、東武よみうり新聞社など後援)は10月16日から20日まで、越谷コミュニティセンター・ポルティコホールで開かれ、約1000人が来場し芸術を鑑賞した。
 展示されたのは油彩、水彩、日本画、水墨画の会員と市内在住・在勤の一般公募による作品92点が展示された。審査の結果、東武よみうり新聞社賞に選ばれたのは瓦曽根在住の田島千代子さん(78)の油彩「自画像」(F10号)。
 田島さんの作品は自身を描いた自画像。キャンバス全体を赤茶色の調子で描いた「田島カラー」の絵だという。丸首シャツを着て、正面を向いたシンプルな自画像だが、ほのかに燃える炎のような温かみのある絵に仕上がっている。
 田島さんは「絵を始めて50年になりますが、自画像が1点もないので、今回初めて挑戦しました。昨年の12月からデッサンを始めましたが、何枚描いても似てなくて、気に入ったものができなかったので、キャンバスに描きました。自分の理想の顔になってしまい、若作りになってしまいましたが、受賞はうれしい」と喜びを語った。
 田島さんは1935年、群馬県館林市生まれ。幼いころから絵は好きだったが、本格的に始めたのは、電電公社に就職後。近所に住んでいた画家・三瓶昭蔵さんに師事し、油絵を基礎から学んだ。約3年間、電話局の勤務時間を終えるとすぐに、三瓶さん宅に行き毎日、油絵を描き続けた。そのかいあって、1964年の第1回館林地区勤労者美術展で見事、群馬県知事賞を受賞。結婚して、越谷に転居後も、1976年の越谷市勤労者文化展でトップの市長賞を受賞した。越谷美術協会展でも市長賞のほか、教育長賞など5回の入賞を果たしている実力派だ。
 これまで、主に建物や街並みなどの風景画を中心に描いてきた。「絵は自分しか描けないもの。街の風景を描くのが好き。これからは自分の住む越谷の街の絵を描いていきたい。また、人物にも挑戦したい」と作品制作に意欲的だ。油絵仲間とのグループ展にも出品し、年間12枚は油絵を描くことが生きがいとなっている。
 このほかの受賞者は次の通り(敬称略)。


 越谷美術協会賞=高橋孝「春告げる」▽越谷市長賞=谷口高志「希望」▽越谷市議会議長賞=福井姫代美「旅の途中」▽越谷市教育長賞=中野孝「ぼたん」▽越谷市文化連盟奨励賞=宮澤輿「追分原からの浅間山」▽クサカベ賞=瀬戸口功「沼のほとり」、羽鳥俊二「雨上がる」▽アーチストスペース賞=野村枝里「休息・・・明日は旅立ち北帰行」▽アドフレーム賞=田中暢子「かしわば紫陽花」。
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