ニュース

紙で蒸気機関車を作る・親子20人、リサイクルプラザで

2013.9.2(越谷市)
ニュース写真
 越谷市リサイクルプラザで8月24日、親子リサイクル工作講座「紙で蒸気機関車をつくろう」が開かれ、市内の小学生の親子10組20人が参加した。ごみとして捨てられる段ボール箱や、ラップの芯、石鹸の空き箱などを使ってリサイクル。本格的な蒸気機関車D51を1日かけて作った。同センターが夏休みの1日、楽しみながらリサイクルを考えてもらおうと初めて企画した。
 講師は元小学校校長の依田一利さん(75)。今回の紙製の蒸気機関車は依田さんのオリジナル。自身で設計し細かい材料もあらかじめ切って持参するなどした。材料はラップの芯やポテトチップスの丸型の箱、トイレットペーパーの芯、色画用紙、石けんの空き箱、竹ひご、ストローなど。
 参加者は依田さんの指導のもと、画用紙を寸法に合わせて切ったり、ボンドを使って貼り合わせたりして、一つひとつていねいに仕上げた。機関車の胴体の部分は業務用ラップの芯、動輪はポテトチップスの丸型の空き箱を縦に切って使い、蒸気ドームと呼ばれる本体上部に設置されている部分にはトイレットペーパーの芯を切って使うなどリサイクル工作に徹した。
 約6時間かけて、手作りした機関車は全長50a、高さ21a、幅11aの大きく本物そっくりのもの。動輪も動かすことができる本格模型に仕上がった。今にも煙突から煙を上げて走り出しそうだ。どの親子も完成すると「やったー」と大きな歓声を上げていた。
 参加者の一人、古賀慶太君(10)(越谷市立大袋東小学校5年生)は「動輪のところを作るのが難しかったけど、本物そっくりにできたのでうれしい。家に飾っておきます。以前、秩父鉄道のSLに乗車してから好きになりました」と興奮して話していた。一緒に参加した母親の直美さん(45)は「本物みたいでびっくりしました。胴体と車輪をつけるところなどバランスを取るのが難しかったようです。夏休みの良い思い出になりました」と笑顔で話していた。
 講師の依田さんは「教員生活を終えてから15年間、もともと好きだった工作に夢中です。今回の蒸気機関車は難易度が高いですが、参加した子どもたちは皆器用な子ばかりで、上手に作っていました。私自身、機関車が好きで始めたことなので、子どもたちにも機関車に興味を持ってもらえればうれしい」と感想を話していた。初めて企画されたリサイクル蒸気機関車作りは時間をかけて作ることで子どもたちの心に残る工作講座になったようだ。

>戻る