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6年生が本立て作りなどに挑戦・大袋小で「技の教室」

2013.7.15(越谷市)
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 県内の職人や技能士の優れた技能に触れ、実際にものづくりを体験する「ものづくり技の教室」(埼玉県技能士連合会主催)が2日、越谷市立大袋小学校(大友みどり校長、児童386人)で初めて開かれ、6年生児童71人が各分野の職人から学んだ。同教室はふだんふれあうことの少ない、木工や畳、調理、洋裁など13分野の計47人もの職人が講師となって、児童一人ひとりに、ていねいにてほどきした。
 児童たちは、あらかじめ選択した希望の「技の教室」に参加。各教室と体育館にそれぞれ分かれて、職人から指導。体育館では、木工の職人らでつくる「建設埼玉技能士会」指導による「スライド式本立て」の制作が行われた。ふだんのこぎりやカンナを使っていない児童たちは、慣れない手つきで、寸法を測って板を切ったり、やすりをかけたりして、約1時間かけて仕上げた。
 完成した、長野純也君(11)は「最初はのこぎりを使うのが難しかったけど、使ううちに慣れてきた。予想以上に立派な本立てができたので、楽しかった。家で使います」と笑顔。飯塚優梨さん(11)も「釘をうつところなど、難しかった。本立ては初めて作りましたが、先生たちの指導のおかげで立派に完成しました。家で使います」と充実した様子で話していた。
 「教室」は13講座が行われた。文鎮やベーゴマ、6角工芸畳、表札、貯金箱など作ったものは各自が持ち帰るほか、握りずしや煮物、つくねなど調理部門は作った後、食べて味わった。講師として銅板の表札作りを指導した、県建築板金技能士会の中里一夫会長(68)は「子どもたちは根気よく作った。銅板を見るのが初めての子ばかりでしたが、作ることで、貴重な経験になったのでは」と話していた。
 大友校長は「子どもたちの生き生きとした表情が印象的でした。それぞれの分野の専門家の皆さんが巧の技を指導していただいて、物づくりを体験でき、大変有意義な授業になりました」と満足そうに話していた。

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